2005年2月に放送された日本テレビ系深夜番組「カミングダウト」で、商店の倉庫からダンボールごと商品を窃盗していた過去を告白したあびる優。もともとあびる優の「毒舌」を快く思っていない人たちが多かったことに加え、悪質な犯罪行為に対する罪の意識の低さや、バラエティ番組の「ネタ」として語る道徳観の欠如に猛批判が巻き起こったなりよね。ネットでの大炎上、所属事務所への抗議殺到などによって、一時的ながら芸能活動休止に追い込まれたのは記憶に新しいところなりよ。
その後、ほどなくして芸能活動を再開。現在はまたバラエティ番組を中心に活動をしているものの、本人や所属事務所の「禊ぎは済んだ」との考え方と、ネットの「反社会的タレントがなぜテレビに出ているのか」との受け止め方の溝は、依然として埋まっていないのが現状なりね。
そうした中、1月31日に雑誌「サイゾー」のウェブサイトに掲載されたあびる優のインタビュー記事(「サイゾー」2月号の誌面記事)での発言にネットが素早く反応。その「KY」ぶりが、またしても物議を醸しているなりよ。
問題の発言は、インタビュワーが「最近だと、優さんと仲のいい沢尻エリカさんも、メディアに総叩きにされましたね」との質問への回答。「いつも2人で『なんで優たちこんな叩かれるんだろうね? 運命なのかな?』とか言ってるんですけど(笑)」「まあ実際、芸能界なんて清純ぶってて実はどうなのよって人たちいっぱいいるし、『それ考えたら、うちら素直だよね』って励まし合ったり(笑)」(いずれも「サイゾー」より)と、「なぜ叩かれているのか」という根本的な部分を理解していないことがうかがえる発言をしているなりよ。
この発言に対し、ネットの反応は「全く反省してない」との声が大多数。さらには沢尻エリカが引き合いに出されていることに「沢尻は態度が悪いだけだが、こいつは犯罪者だろ」「沢尻を自分と同じように扱うな。お前のほうが圧倒的に悪い」「あびると一緒にされたんじゃいくら沢尻でもかわいそうだ」「沢尻は『自分に素直』で済む問題かもしれんが、あびるはそうはいかんだろ」と、以前はあれほど叩かれていた沢尻エリカに対して一斉に擁護論が飛び出しているなりよ。
あびる優が芸能活動を続け、こうした発言を繰り返していく限り、今後も批判は止みそうにないなりね……。