「鉄腕アトム」のハリウッド版、CG映画「アストロボーイ」の監督決定。

2008/01/26 18:12 Written by コ○助

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日本が誇る天才マンガ家・手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」がハリウッドでフルCG映画に。そんな情報が流れたのは昨年のことだったなり。これは、ワーナー・ブラザースが2009年の公開を目指して準備を進めているもので、香港の大手アニメスタジオであるイマージ・アニメーションが制作を担当。イマージ・アニメーションは日本ではあまりなじみのない会社なりが、米国で公開された「忍者タートルズ」のフルCG映画「TMNT」や、2009年の全米公開を予定しているフルCG映画「Gatchaman(科学忍者隊ガッチャマン)」も手がける注目のスタジオなりよ。

その姿や大まかな作品のテーマは、日本人なら誰もが知っている名作中の名作だけに、ハリウッドでどのような「進化」を遂げるのかは興味深いところ。でも、同時にどこまで原作のイメージを守ることができるのかという不安も尽きないなりよね。

ちなみに、昨年11月には初めてコンセプトアートが1枚公開され、米国の映画情報サイト「firstshowing.net」に掲載されているなり。アトムが左手を突き出しながら空を飛んでいるイメージのコンセプトアートは、パッと見は「凛々しいアトム」といった面持ち。手塚治虫が描いたオリジナルのアトムは、「ロボットなのに人間の心を持つ」という、優しい柔和な印象が強かったなりが、コンセプトアートからはそこまでのキャラクター像は見えて来ず、戦いに挑む険しい表情のアトムといった印象だったなりよ。

そんなハリウッド版の「鉄腕アトム」なりが、監督を務めるのがデヴィッド・ボワーズに決定したと、イマージ・アニメーションが発表したなり。デヴィッド・ボワーズは長年アニメーション作品に携わってきた人物で、映画データベースサイト「IMdb」によると、「シャーク・テイル」や「チキン・ラン」、「プリンス・オブ・エジプト」「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」などの制作に参加しているようなりよ。また、ヒュー・ジャックマンやケイト・ウィンスレットなどが声優を担当した昨年公開のアニメ映画「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」(※アカデミー賞にもノミネートされた作品)では監督も務めているなりね。

どうやら制作スタジオも、監督も一流のスタッフが揃っている様子。ハリウッド版の「鉄腕アトム」は、「B級感漂う、いかにもな作り」にはならなそうなので一安心なりね。公開が待ち遠しい作品なり。

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