岡田ジャパン初陣メンバー25人発表、GK西川周作選手ら6人外れる。

2008/01/23 21:49 Written by コジマ

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昨年11月に急性脳梗塞で倒れたイビチャ・オシム前監督の後任として、9年ぶりにサッカー日本代表の指揮を執ることになった岡田武史監督。同12月の就任以来、「オシム流」を受け継ぐことを基本路線とし、千葉県と鹿児島県での強化合宿を行った。オシム前監督時代とは異なり、練習中に笑い声が響く和気あいあいとした雰囲気がメディアで伝えられていたのだ。

その「岡田ジャパン」の初陣となる1月26、30日のチリ代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表との国際親善試合(キリンチャレンジカップ2008)に向け、日本代表メンバー25人が発表された。

今回は、新たに招集された選手はなく、鹿児島で合宿した31人の候補メンバーを絞り込んだ形となった。浦和に移籍したFW高原直泰選手やDF中澤佑二選手(横浜FM)らが順当に選ばれたものの、GK西川周作選手(大分)やDF青山直晃選手(G大阪)、MF水野晃樹選手(千葉)のほか、岡田ジャパンになって初招集されたDF安田理大選手(G大阪)、DF徳永悠平選手(F東京)、FW田代有三選手(鹿島)の3人、計6選手が外れたのだ。初招集組で代表入りしたのはDF岩政大樹選手(鹿島)のみとなっている。

岡田監督は「25人は(W杯予選のタイ戦までの)3試合でどんな選手が必要かを考えて選考した。外れた選手のレベルが下だったということではない」(スポーツ報知より)としている。ワールドカップ(W杯)アジア3次予選では、このメンバーをベースに全18人が登録されるのだ。

1月の2試合は、2月6日に埼玉スタジアムで行われるワールドカップ(W杯)アジア3次予選タイ戦の直前ということもあって、日本代表にとって重要な試合となっている。チリ代表は国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングで日本代表(34位)より下の45位で、昨年のコパ・アメリカでは準々決勝でブラジルに1-6の大差で敗れた。MFルイス・ヒメネス選手(インテル)やMFマティアス・フェルナンデス選手(ビジャレアル)など海外のトップクラブで活躍している選手を擁しているのだけど、今回はFWマティアス・ビダンゴシー選手(ビジャ・レアル)ら若手メンバーが中心なのだそう。しかし、昨年のU-20(20歳以下)W杯で3位となっており、油断は禁物なのだ。

一方、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は同ランキング51位。昨年は招集や代表戦を拒否する選手が続出し、同12月に監督を含むコーチをすべて解任している。今回はMFズラタン・バイラモビッチ選手(シャルケ)やMFズビェズダン・ミシモビッチ選手(ニュルンベルク)らが順当に選出されたのだけど、拒否した選手が多く選出されていることから、変更される可能性もあるのだとか。

岡田ジャパンにとっての初試合。ぜひとも2連勝で飾り、W杯予選の弾みとしてほしいのだ。


☆日本代表メンバー
【GK】
川口能活(磐田)、楢崎正剛(名古屋)、川島永嗣(川崎)
【DF】
中澤佑二(横浜)、坪井慶介(浦和)、加地亮(G大阪)、水本裕貴(同)、駒野友一(磐田)、岩政大樹(鹿島)、内田篤人(同)
【MF】
橋本英郎(G大阪)、遠藤保仁(同)羽生直剛(F東京)、今野泰幸(同)、中村憲剛(川崎)、山岸智(同)、鈴木啓太(浦和)、阿部勇樹(同)、山瀬功治(横浜)
【FW】
高原直泰(浦和)、播戸竜二(G大阪)、巻誠一郎(千葉)、前田遼一(磐田)、大久保嘉人(神戸)、矢野貴章(新潟)

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