任天堂、ソニー、マイクロソフトの3社がしのぎを削っている次世代ゲーム機のシェア争い。価格比較サイト「価格.com」がユーザーを対象に「ゲーム機最新事情!―旬なゲーム機はどれ?―」調査を行ったところ、多くのメディアが報じているように、所有率は任天堂の「Wii」が圧勝した。しかし、満足度では多くのポイントでソニーの「プレイステーション3」とマイクロソフトの「Xbox 360」が「Wii」を上回り、特に「Xbox 360」はゲーム機購入のおもな動機となっている「ソフトの面白さ」で他2機種を引き離している。
この調査は、昨年12月25日〜今年1月7日に「価格.com」ユーザーを対象として実施したもの。据え置き型のゲーム機だけでなく、携帯型ゲーム機についても聞いている。回答者数は3,422人(男性86.6%、女性15.4%)だった。
所有率では、「Wii」が25.0%でトップで、同じく任天堂の「ニンテンドーDS」が24.3%で2位。「PS3」が10.1%、ソニーの「PSP」が10.0%、「Xbox 360」が3.0%だったことから、任天堂が圧勝していることが明らかになった。
「この半年で最も遊んでいるゲーム機」では「DS」が54.5%で過半数となり、それに次ぐ「Wii」が19.2%、「PSP」が12.8%、「PS3」が9.9%、「Xbox 360」が3.6%だった。また、「この半年間で遊ばなくなったゲーム機」では「PSP」が55.8%と圧倒的で、その理由として「やりたいゲームソフトの種類が少ない」が最多。「遊ばなくなった」で2位だった「Xbox 360」も同じ理由が最も多かった。
しかし、満足度では「グラフィック性能」や「ネットワーク機能」など多くの点で「PS3」と「Xbox 360」が「Wii」を上回っており、「Xbox 360」は「ゲームソフトのおもしろさ」で他の2機種を大きく引き離す結果となっている。「ゲーム機購入の決め手」では「やりたいゲームソフトが販売されるため」が49.2%を占めており、今後「Xbox 360」が巻き返す可能性もありそうだ。ただ、「今後欲しいゲーム機」では「Wii」の27.9%、「PS3」の26.9%に比べ、「Xbox 360」は3.7%と大差がついている。