運転中の車横転、乳児が外に投げ出されるも命拾いの奇跡。

2008/01/11 14:25 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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新年明け早々、セントルイスでは交通渋滞が大問題となっております。なぜなら同都市とその西側に扇状に広がる郊外とをつなぐハイウェイ3本のうち、真ん中の1本が1月1日から長期工事のため不通となったからです。そのために別路を使わなければならなくなった通勤者。まだ慣れないせいもあって、どこもかしかしこもノロノロ運転の車でいっぱいなのです。あぁ、これはイライラがたまる〜(汗)。車社会の弊害を、こんなカタチで感じるとはなぁ。

とりあえず、まだ使用可能な高速道路のひとつに、「インターステイト44」というのがあるのですが、こちらも朝夕の通勤時間は大渋滞。そんな混雑しているハイウェイで今朝、とんでもない事故があったそう。

自慢できることじゃありませんが米国生活、交通事故自体は珍しくもありません。天気の悪い日なんて、あちこちでボッコボコになった車が道路わきでパトカー待ってるし(笑)。しかし今回の事故は、「奇跡的な命拾い」があったとして、ニュースとして大きく取り上げられました。

本日早朝、ダウンタウン近くを運転していた21歳の女性がハンドルを切りそこない、路上で車ごと横転。この時の衝撃で、なんと後部座席にいた彼女の6ヶ月の赤ちゃんが車外に投げ出されてしまったのです。通勤ラッシュでもちろん道路上には沢山の車。そこに無防備の赤ちゃんが……。とんでもなく危険なのはいうまでもなく、想像しただけでも恐ろしいですってぇ(涙)。

ところがこの赤ちゃん、投げ出された際にうまい具合に他車線をポーンと飛び越える形となり、車に轢かれるという惨劇が避けられました。さらに着地した時もゴロゴロと転がったせいか、体に受ける衝撃が少なくて済んだらしいのです。

結果として、かすり傷を負っただけで命には別状がなかったとか。うわぁ、よかったねぇ(号泣)!!

母親の方も幸い命に別状なく、これまたホッと胸を撫で下ろすことが出来ました。ただし彼女の場合は、自分の子供をチャイルドシートにキチンと安全に座らせていなかったという疑いがもたれ、今警察から事情聴取されているそう。場合によっては赤ちゃんを命の危険にさらしたとして、虐待の罪で逮捕されてしまう可能性もあります。

しかし個人的な意見ですが、たとえそういう結果になったとしても、彼女は自分と赤ちゃんの命が助かったんだから、幸運だったと思うべき。とりあえず、取り返しのつなかいことにならなくて、本当によかったじゃないですか……。ねぇ?

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