新しい操作方法やゲームのスタイルなどを提案してきた「Wii」の新機軸として、昨年12月1日に発売された「Wii Fit」。体重計型のコントローラー「Wiiバランスボード」を同梱した健康管理ソフト「Wii Fit」は、やや高額な8,800円にも関わらず、販売開始直後から完売の小売店が相次ぐなど、絶好の滑り出しを見せているなりよ。元ヤクルトの古田敦也氏やガレッジセールのゴリ、中村玉緒らが出演するCMも大量に放映されており、勢いは加速していくばかりなりね。
そういえば、9日に放送された「笑っていいとも!」では、「テレフォンショッキング」のコーナーに出演した山本モナも「『Wii Fit』にハマっている」と話していたなり。こうした芸能人の発言から「ビリーズブートキャンプ」が大ブレイクしたのも記憶に新しいところだけに、「Wii Fit」を愛用する芸能人が増えれば増えるほど、CM以外のメディアへの露出が増え、さらなるブームに繋がっていく可能性は十分にあるなりよね。
そんな「Wii Fit」なりが、販売開始から約1か月が経過した1月6日時点で、100万本の大台を突破したことが明らかになったなり。「Wii」用のソフトで、国内販売本数がミリオンを超えているのは本体と同時の、2006年12月に発売された「Wiiスポーツ」と「はじめてのWii」の2本だけで、昨年7月に発売された「マリオパーティ8」の95万本(昨年12月末時点の販売本数)が続いていたなりが、「Wii Fit」はロケットスタートでアッという間に大台を突破してしまったなりよ。もちろん、「Wii」用のソフトとしては最速のペースとなっているなりね。
これがどれくらい凄いことなのか分かりにくいかもしれないなりが、「Wii」本体は昨年末時点で約462万台売れていると言われており、その数字から考えると、実にユーザーの4.6人に1人は「Wii Fit」を購入していることになるなりよ。「Wiiスポーツ」と「はじめてのWii」に比べると倍近い価格がするということを考慮すれば、ユーザーの購買意欲をかなり刺激していることが分かるなりね。世の中の健康意識の高まりと共に、「Wii」の「ゲーム機でゲームではないソフトを遊ぶ」ライトゲーマー層の関心が、「Wii Fit」のコンセプトと見事にマッチしたことが大ヒットに繋がっていると言えそうなり。
ちなみに、「Wiiバランスボード」は「Wii Fit」専用のコントローラーというわけではなく、順次対応ソフトが出てくる予定なりよ。現時点では「Wii Fit」のほかに「ファミリースキー」(バンダイナムコゲームス)と、今春発売予定の「体を鍛えるWiiエクササイズ」(ロケットカンパニー)しかない状況なりが、任天堂としては「足で使うコントローラー」というコンセプトも育てていきたい考えのようなので、今後、サードパーティを含めて、どのような対応ソフトが出てくるのかも楽しみなりね。