新井貴浩内野手の「人的補償」が決定、赤松真人外野手が広島へ。

2008/01/08 13:38 Written by コ○助

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広島の主軸であり、星野ジャパンの主砲でもある新井貴浩内野手をFAで獲得したときから、阪神の悩みの種となっていた「人的補償」の問題。現行のFA制度では、FA移籍をした選手の旧所属球団に対する「金銭補償」か「人的補償」が義務付けられているなりが、広島は「人的補償」を選択したため、阪神がプロテクトできる28選手から誰が漏れるのか、ファンは固唾を飲んで行方を見守っていたなりよ。ネットでは「誰をプロテクトするべきか」との議論が日夜繰り広げられていたなりね。

そして迎えた1月7日、「人的補償」として阪神から広島へ移籍する選手が発表されたなり。移籍するのは赤松真人外野手。阪神の俊足巧打の野手といえば赤星憲広外野手なりが、赤松選手は「ポスト赤星」と呼ばれていたほどの俊足の持ち主で、次代の阪神を担う選手だと言われてきたなりよ。同じ「赤」が付く名字、同じ「俊足」という、赤星選手と同じ特徴を持つ赤松選手には、「赤・赤コンビ」として売り出す計画もあったほど。それだけに、阪神にとっては赤松選手を獲られてしまったのは、将来のチーム設計の上で大きな痛手となるのは間違いないなりね。

赤松選手は1982年生まれの25歳。平安高校時代は高校2年時の春の甲子園でベスト8まで進出、立命館大学進学後は俊足と好守でリーグ優勝に貢献したなりよ。阪神には2004年のドラフト6位で入団。1年目からウエスタンリーグの首位打者と盗塁王のタイトルを獲得するなど、大物の片鱗を見せつけ、1軍での早期の活躍が期待されたなりね。ただ、ケガをすることが多く、また、「なんでそんなプレーするの?」と素人目にもおかしく映るプレーをすることがたびたびあり、岡田監督から受けた叱責が話題になることも多かったなりよ。

移籍を通告された赤松選手は球団の広報を通じて「突然のことで正直なところびっくりしていますが、決まったことなので、早く気持ちを切り替えて1日も早くカープで戦力になれるように頑張りたいと思います」とコメントを発表。12月に結婚をしたばかりで、いきなり球団も、居住地も変わるのは気の毒ではあるなりが、阪神にこのまま居ても層の厚い外野陣に食い込むのは難しいだけに、広島移籍が飛躍のチャンスと思って、頑張って欲しいものなり。

☆赤松真人外野手の1軍成績
2005年 2試合 0打数0安打 打率.000 盗塁1
2006年 6試合 14打数2安打 打率.143 盗塁2
2007年 28試合 53打数8安打 打率.154 盗塁11
※ウエスタンリーグでは首位打者(2005年)、最高出塁率(2005、2006年)、盗塁王(2005、2007年)を獲得。
※倖田來未と中学の同級生、倉木麻衣と大学の同じクラスという逸話を持つ。

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