老若男女問わず、「好きなケーキ」の上位に必ず名前が出てくるチーズケーキ。そんなチーズケーキをスティック状にした商品「チーズバー」で人気となり、全国に店舗を展開していた「チーズケーキファクトリー」を運営する株式会社CCFが、昨年末に破産を申し立てたことが明らかとなったなり。「手軽に食べられるチーズケーキ」としてスイーツ好きの間ではおなじみのチェーンだけに、ファンの間には激震が走っているなりよ。

CCFに投資をしているTFPコンサルティンググループの発表によると、昨年12月28日時点で東京地方裁判所に対して破産の申し立てを行い、破産手続開始を決定。まだ年が明けたばかりで負債の状況などは明らかになっていないなりが、投資会社から正式なプレスリリースとして出されているので、破産は間違いないようなりよ。

また、mixiの「チーズケーキファクトリー」コミュニティには、店舗で働いていた店員の書き込みが相次いでおり、「突然呼び出しの電話があって、行ってみると商品をすべて処分しているところだった」「社員に集合がかけられ、倒産したことが伝えられた」「弁護士が来て『今日で終わり』と言われた」など、突然の破産に関する生々しい証言が綴られているなりね。

ちなみに、楽天市場に開設していたオンラインショップは「申し訳ございません。ただいま、店舗の改装中です。しばらくお待ち下さい」と書かれ、クローズ状態。公式ホームページの「店舗案内」に掲載されている「チーズケーキファクトリー」30店舗と、六本木ヒルズなどに展開していたチーズスフレを扱う別業態「89 eighty-nine」5店舗にはシャッターが下ろされ、閉店のお知らせが張り出されているとの報告もあるなり（営業継続店舗があるかどうかは不明。年内は営業していたのを見かけたとの報告はアリ）。

「チーズケーキファクトリー」はJ1のアルビレックス新潟の公式スポンサーも務めていることから、今後、アルビレックス新潟の経営にもCCF破産の余波が及びそう。現在のところ、支援先企業などがあるとの話は伝わっておらず、このままブランドごと消滅する可能性もあるだけに、新年早々、スイーツ好きには残念なニュースだったなり……。