釣った魚から落し物、オーストラリアのカップルが遭遇した偶然。

2008/01/04 14:13 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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マゴチという魚をご存知でしょうか? 日本近海にも生息する魚で、カサゴ目・コチ亜目・コチ科に分類されます。上から押しつぶされたような姿をしていて、頭さえもペッタンコ。この魚の英語名が「Flathead」というのも、頷けます。ちなみに見た目は風変わりではありますが、夏が旬の高級魚として有名。歯ごたえのある白身が美味しいんだとか。

さてこのマゴチ。オーストラリアの海にも生息しており、釣りの対象としても人気なんだとか。同国の南東に位置するタスマン半島にお住まいのダーレン・トリフェットさんも、ある日友人とフィッシングに出かけ、マゴチを1匹釣り上げたんだそうです。

これを交際相手のクリスティ・ブリテンさんと一緒に食べようと、家に持ち帰ったトリフェットさん。それから数日後のこと……。

彼らが仲良くこの魚を3枚におろしていた時、その胃袋の中から1センチほどの、なにやらとがった金属体が出てきたのです。最初彼らは、マゴチが釣り針を飲み込んだのだと思ったそう。しかしよくみると、そこには宝石が付いているじゃありませんか。さらによく目を凝らして、突然ブリテンさんが叫びました。

「あ、コレ! 私が3日前に海で落とした鼻ピアス!!!」

なんとそれは、ブリテンさんがサーフィン中になくしてしまったピアスだったのです。なんでもサーフィン中に波にさらわれ、鼻から外れてしまったんだとか。ところがこれをマゴチが食べ物かと勘違いして飲み込んでしまい、さらに同じマゴチがブリテンさんのボーイフレンドに釣られた、という天文学的な偶然が起こったのでした。

ありえねー(汗)。

なにはともあれブリテンさん。この鼻ピアスは「幸運の証」だとして、これからも大切に保管するつもりだとか……。うーん、幸運の鼻ピアス(笑)。

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