飛行中の便内で性的嫌がらせの乗客、臨時着陸の末警察に御用。

2008/01/02 14:54 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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空の旅のセキュリティ、昔と比べるとずいぶん厳しくなったなりましたよね。9.11事件以来、テロ防止のために持ち込み品が限定されたのはもちろんですが、乗客の言動に対しても、航空会社側がかなり厳しく処置できるようになりました。例えば、酒気を帯びた乗客は搭乗拒否が出来るようになり、さらに飛行中に上空で暴れたりして素行に問題があった場合でも、手錠などを使用することが可能になったのです。

先日も、ワシントンDCを出発したユナイテッド航空の便で、乗客が隣に座った女性に性的嫌がらせを行ったとして拘束されました。髪を触る、体をまさぐるなどの行為をしたこの男のことを、近くの乗客や客員乗務員が目撃。すぐさま取り押えて、連邦航空保安官事務所に連絡したんだとか。ちかん行為ですかね、いわゆる。飛行機の中も電車の中も被害者は逃げ場がないから大変だ(涙)。

さて、こういう問題行動を起こした人物。通常なら行き先の空港で逮捕されるそうですが、今回の場合はこの便の行き先であるシアトルまで待たず、なんとペンシルバニアのピッツバーグ空港に臨時着陸までして、この男を警察に引き渡したそう。あっぱれ。

そういえば、かれこれ10年ぐらい前になりますが。ウォール真木も飛行機の座席の前に座っていた男性が、思いっきり酔っ払ってしまい、隣に座っていた若い女性にからみ始めたのを目撃したことが……(汗)。この時はまだ今の様に厳しい対応が不可能だったためか、客員乗務員が出来たのは、この女性を他の離れた席に移動させてあげることぐらいでした。座席を離れる女性、もう半泣き状態だったなぁ。

対して問題の男性は、その後もおとがめなし。しかもその後さらに酔っ払って、着陸直前に席を立ったり、大声を出したりで、周りの人々をおびえさせた彼。はっきりいって怖い経験でした。本当に、逮捕ぐらいされればよかったのにーっ(涙)。

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