東京タワーの魅力をギュッと凝縮、初の公式DVD「東京タワー」。

2007/12/27 13:44 Written by モノメトロ編集部

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1958年12月23日から営業を開始した東京タワーは、来年で開業50周年の大きな節目を迎える。日本で最も変化の激しい街・東京にあって、毎年のように現れる巨大なランドマークに「東京のシンボル」の座を奪われることなく鎮座し続けた東京タワーを、愛して止まない人は多い。そんな東京タワーが初めての公式DVDを発売した。その名もズバリ「東京タワー」が、23日から大展望台2階のグッズショップや NHKエンタープライズのオンラインショップなどで販売中だ。価格は3,330円(税込み)。

「東京タワー」は、東京タワーの全貌を余すところなく収録した「東京タワー百科」とも言うべきファン垂涎のDVD。一般未公開エリアや一日定点観測などの秘蔵映像、さらにこのDVDのために撮り下ろされた映像も充実した、東京タワーの魅力満載の一本だ。

収録されている「東京タワー50年の歩み」では、東京タワーを鳶職人達が造り上げていく様子や、その工程でミリ単位の誤差により2週間作業が止まったエピソード、開業当初の懐かしい東京の景色と来塔客の大フィーバー、昭和天皇のご訪問などを、NHKの資料映像をふんだんに活用して紹介する。

「東京タワーの四季」では、東京タワーのある四季折々の風景を、美しい音楽と共につづる。「桜と東京タワー」「花火と東京タワー」「東京タワーから見る夜景」「都内上空からの空撮映像」など、東京タワーが見せるさまざまな「顔」が一堂に会した、たまらない映像だ。

「東京タワーの全貌」では、展望台の内部や、そこから見える絶景のパノラマ映像はもちろん、東京タワーのペンキ塗替え作業、電球の取替え作業、特別展望台のさらに上から見るパノラマ風景など、普段は目にすることができない東京タワーの姿を「徹底解剖」する。ファンにとっては大興奮の映像だろう。

リリー・フランキーの長編小説「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」のヒットにより、近年再び人気が高まりを見せている東京タワー。新東京タワー(東京都墨田区押上)が完成する2011 年以降は放送施設としての役割を終える可能性が高く(※)、その後は「昭和の史跡」として存続していくと見られている。現在の放送施設であり、観光施設であるという形態で東京タワーが活用されるのもあと数年。DVDでその魅力を再発見し、残りの期間を堪能してみてはいかが?

※…NHKと在京キー局は2011年以降、新東京タワーを利用する方針を12月11日に表明。ただ、現在の東京タワーは地上デジタル放送にも対応できる設備を誇るため、今後も予備の電波送信施設などの活用法を提案している。

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