いよいよ崖っぷち? 年末年始の桜塚やっくん出演番組は1本のみ。

2007/12/23 14:30 Written by コ○助

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スカート丈の長いセーラー服に竹刀という、不良スタイルのキャラクター「スケバン恐子」に扮し、日本テレビ系「エンタの神様」でブレイクした桜塚やっくん。同番組に出演するやいなや、「芸の中身よりもキャラクター優先」と言われる「エンタの神様」の申し子のような存在となり、2005〜2006年頃にかけてブレイクしたのは記憶に新しいところなりよ。当初は「エンタの神様」にしか出演していなかったなりが、徐々に活動のフィールドを広げ、ほかのバラエティ番組やCM、映画、そしてCDデビューも果たしたなりよね。

でも、この2007年末、桜塚やっくんはピンチを迎えているなりよ。ゲンダイによると、年末年始に出演する番組は、「エンタの神様」のスペシャル版「あなたが選んだもう一度みたいアノお笑い&新ネタ&未公開ネタ大大連発スペシャル」(12月29日、21時〜)だけで、数あるバラエティ番組の特番には全く出演していないというなりね。

特番がたくさん放送される年末年始は、お笑い芸人にとってはいわば「かき入れ時」。1本の特番の中に、番組の「盛り上げ役」として複数のお笑い芸人が起用されることも多く、また、お笑い芸人だけで構成された番組もたくさん放送されることから、比較的テレビへの露出が図りやすいシーズンとも言えるなりよね。そんな時期に1本しか出演番組がないとなれば、いよいよ崖っぷちに立たされている……と見る向きが強くなっても不思議ではないなりよ。

この状況を生んでいる要因は、ひとつは桜塚やっくんのスケバンネタが、もう視聴者に飽きられていること。これはキャラクターをウリにするお笑い芸人の誰もがぶつかる壁なりが、桜塚やっくんはトークがうまいわけでも、一人コントや「エンタの神様」で見せる固定ネタ以外の漫談が評価されているわけでもないため、なかなかキャラクターからの脱却を図ることができずに今まで来てしまっているなりね。以前は勢いだけでいろいろな仕事をこなしていたなりが、次の展望が見えないまま、徐々にその勢いも衰えてきたといったところなり。

また、桜塚やっくんが所属する事務所「トップコート」が、お笑い芸人を多数抱えるような大手の事務所ではないことも、少なからず影響がありそう。有力タレントを出演させる代わりに若手もセットで出演させてもらうという「バーター」がなかなか成立しづらいため、吉本興業や松竹芸能、太田プロ、人力舎、ホリプロ、タイタンなどの有力タレントを抱える事務所に比べると、どうしても制作サイドへの売り込みが弱くなってしまうなりね。桜塚やっくんが大手事務所をモノともしないような活躍をしていれば「旬」感だけで出演が決まっていくはずなりが、今の状態から考えると、制作サイドが起用に二の足を踏んでしまうのは理解できるところなりよ。

ずっと出演している「エンタの神様」でも、最近はファンから「もう飽きた」「紙芝居ネタはもういい」との声も聞こえてくるだけに、来る2008年は正念場の年になるのは間違いないなりね。桜塚やっくん、どうなってしまうやら。

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