来年1月終わりに小惑星が火星に衝突か、 NASAが観測へ。

2007/12/22 13:51 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ツングースカ大爆発。1908年6月30日の早朝、シベリア地方のツングースカ川上流(現ロシア連邦エヴェンキ自治区)にて巨大な爆発が観測されました。約2,150平方キロメートルに渡り、森林が炎上したりなぎ倒されたとされ、15メガトン級の核爆発と同等の威力があったとか。ちなみに広島に落とされた原子爆弾(リトルボーイ)と比べると、ツングースカ爆発はその1,000倍の破壊力があるそうです。

この爆発の原因は隕石の衝突によるものだったそうですが、幸いにも近辺に民家や村などがなかったため、死者は1人しか出なかったそうです。人口の密集した大都市じゃなくてよかったですねぇ……(汗)。

ところがこのツングースカの隕石と同じぐらいの破壊力があるという小惑星が、来年1月の終わり頃に衝突するかもしれないという予測が出たのだそう。その確率は75分の1という、かなり高い計算になるそうで、ちょっとそれって大変なんじゃぁぁぁぁ!?

しかし幸いなことに、この衝突は地球上ではなく、お隣の惑星、火星でのお話。小惑星は現在地球と火星の中間あたりを進んでいるそうで、NASAの発表によると毎秒12.8キロのスピードで火星に近づいているとか。同研究所では更なる観測と軌道の計算を続けるそうで、年明けにはまたハッキリとした衝突の可能性が判るそうです。どう間違っても地球に向って軌道を変えることはとりあえずなさそう。安心、安心。

それにしてもこの小惑星がぶつかった際には、ボッコリとクレーターが出来るとされ、この穴を天体望遠鏡で覗いてみたいなぁ、とも思ってしまうウォール真木。とりあえず火星には生命がいないし、なににもまして、自分の住む星じゃないという余裕もあるし(笑)。1994年に木星に衝突した>シューメーカー・レビー彗星と同様、めったに見られない天体ショーになるかもしれませんね。

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