「1年間で最も検索されたキーワード」をまとめた検索キーワードランキング。検索サービスを提供している各社が師走に発表するこのデータを見れば、ネットで「旬」な人やモノ、サービスなどが見えてくるなりが、日本の検索シェアトップのYahoo!（47.4％）を猛追するGoogle（35.0％。いずれの数字もコムスコア・ジャパンの20007年9月調べ）が今年のキーワードランキングを発表したなりよ。先に発表されたYahoo!のキーワードランキングと見比べながら、まずはどのようなランキングになったのか見ておくことにするなり。

◎Googleの2007年検索キーワードランキング（総合）
1位　Yahoo
2位　YouTube
3位　mixi
4位　amazon
5位　2ch
6位　ニコニコ動画
7位　楽天
8位　wiki
9位　地図
10位 天気

◎Yahoo!の2007年検索キーワードランキング（総合）
1位　mixi
2位　YouTube
3位　2ちゃんねる
4位　Google
5位　楽天
6位　Amazon
7位　goo
8位　脳内メーカー
9位　ニコニコ動画
10位 ANA

Googleの検索キーワードランキングの2007年トップに立ったのは、最大のライバルでもある「Yahoo」だったなり。Yahoo!を見るためにGoogleを使うという、なんとも皮肉な結果となっているなりね。上位陣の顔ぶれには大きな差はないなりが、Googleの8位に「Wiki（ウィキペディア、wikipedia含む）、Yahoo!の8位に「脳内メーカー」が入っているあたりに、両サービスを利用するユーザー層の違いが出ているとも言えそうなりよ。

また、検索キーワードランキングは「著名人」のくくりでも発表されているなり。これを見ると今年最もネットで「旬」だった著名人が誰なのかが分かるので、どのようなランキングになっているのか、これもGoogleとYahoo!を見比べながら見ておくことにするなりね。

◎Googleの2007年検索キーワードランキング（著名人）
1位　中川翔子
2位　沢尻エリカ
3位　初音ミク
4位　リア・ディゾン
5位　小島よしお
6位　YUI
7位　新垣結衣
8位　長澤まさみ
9位　AAA
10位 浅尾美和

◎Yahoo!の2007年検索キーワードランキング（著名人）
1位　中川翔子
2位　沢尻エリカ
3位　YUI
4位　Mr.Children
5位　EXILE
6位　リア・ディゾン
7位　嵐
8位　倖田來未
9位　小栗旬
10位 AAA

上位2名に関しては、GoogleもYahoo!も共通。9月末から大騒動を引き起こした沢尻エリカを抑え、「ブログの女王」として名を馳せた中川翔子が堂々のトップに輝いたなりよ。世間的な人気・知名度からすれば「沢尻エリカ＞中川翔子」なのは間違いないなりが、そこはネットのランキング。ブログの効果が存分に反映されたものとなっているなりね。

全体的には、Googleが各界の著名人がバランス良くランクインしているのに対し、Yahoo!は音楽系の著名人に偏っている印象。これはYahoo!のサービス内にある音楽系のサービスが人気であることも関係してそうなりよ。今年大ブレイク組の小島よしお、新垣結衣、浅尾美和あたりが、Yahoo!のランキングの上位20位まで見渡しても入っていないのは意外な気もするなりね。

来年はどのような人、モノ、サービスが人々の話題を呼ぶのか、そして今年とはどの程度変わってくるのか。検索キーワードランキングの行方も楽しみなり。