映画版「特攻野郎Aチーム」に進展、監督にジョン・シングルトン。

2007/12/17 21:02 Written by コジマ

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1980年代に米国で放送され、「ナイトライダー」や「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」などとともに日本でも大人気となったテレビドラマ「特攻野郎Aチーム」。無実の罪を着せられたベトナム戦争帰りの4人組が、追いすがる憲兵(MP)をかわしながら悪者を倒すという内容で、個性豊かなキャラクターと派手なアクションで多くの人を虜にしたのだ。

昨年はシーズン1〜5のDVDボックスが発売され、今年8〜10月にはテレビ東京でシーズン3の再放送を行っていたのだけど、ファンが気になることといえば、02年頃から噂されている映画化の話。これまで、「007」シリーズ(「ゴールデンアイ」から「ワールド・イズ・ノット・イナフ」まで)を手がけたブルース・フィアステンが脚本を担当すること、舞台がベトナム戦争後ではなく湾岸戦争後に設定される可能性があること、そして2008年に公開する予定であることなどが伝えられている。

こうした中で、以前からメガホンを執ることが噂されていたジョン・シングルトン監督が、自身のプロデュース作品「Illegal Tender」のDVDリリース・プロモーションで、映画版「特攻野郎Aチーム」を監督することを認めたのだ。「ボーイズ’ン・ザ・フッド」(91年)でニューヨーク批評家協会賞の新人監督賞を受賞した同監督は、「シャフト」(00年)で金まみれの司法制度に絶望して組織を離れた刑事の孤独な戦いを描いており、「ワイルド・スピード×2」(02年)では迫力のカーアクションを演出。映画版「特攻野郎Aチーム」の監督にぴったりな人材と言えるかも。

なかなか製作の進捗が報告されないために来年の公開が本当に実現されるのか心配する声が上がっていたけれど、とりあえず監督が決まったことにひと安心。同じく来年公開予定の映画版「ナイトライダー」ともども、映画ならではのパワーアップしたアクションを期待したいのだ。派手な銃撃戦を展開しながらほとんど血が流れないという内容も、しっかりと継承してほしいなあ。

一方、気になるキャストはこれまで、飛行機が苦手なメカニックのコング(B・A・バラカス軍曹)役にボクサーのマイク・タイソン、二枚目のフェイスマン(テンプルトン・アーサーベック中尉)役にブレンダン・レイザー(「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」など)、さらにリーダーのハンニバル(ジョン・スミス大佐)役にブルース・ウィリスが候補に挙がっている(マイク・タイソンの起用はない模様)。94年にハンニバル役のジョージ・ペパードが死去し、コング役のミスター・Tが闘病中など、オリジナルキャストでの製作は不可能となっているのだけど、できるだけオリジナルの雰囲気を壊さない配役を願う声が上がっている。

ちなみにネットを見ると、ハンニバル役にジョージ・クルーニーやクリストファー・ウォーケン、パイロットのクレイジーモンキー(H・M・マードック大尉)役にマット・デイモンやジム・キャリー、フェイスマン役にブラッド・ピットやヒュー・ジャックマン、コング役にボブ・サップやアイス・キューブなどが推薦されているのだ。

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