実写版「ドラゴンボールZ」に田村英里子が出演、ヤムチャ役も決定。

2007/12/15 23:56 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


2002年に20世紀フォックスが映画化の権利を取得したものの、5年間も進行していなかった実写映画版「ドラゴンボールZ」。しかし、今年9月から動き活発になり、Narinari.comでもたびたびお伝えしているように、だんだんとその全容が明らかになってきているのだ。

これまでに決定していることをまとめてみると、

◎スタッフ
監督: ジェームズ・ウォン(「ファイナル・デスティネーション」)
プロデューサー: チャウ・シンチー(「少林サッカー」)
特殊効果: アリエル・ショー(「300<スリーハンドレッド>」)
◎キャスト
悟空: ジャスティン・チャットウィン(「宇宙戦争」)
ピッコロ大魔王: ジェームズ・マースターズ(テレビドラマ「バフィー/恋する十字架」)
チチ: ジェイミー・チャン
◎ストーリー
地球を破壊するという使命を持って宇宙から送り込まれた異性人、孫悟空が命令にそむき、ドラゴンボールを手に入れて宇宙支配を目論む異性人と戦う。サイヤ人編の「悟空vs.ベジータ」の戦いが中心。

以前から実写化に不安の声が上がっていた「ドラゴンボール」だけど、イメージと合わない配役や原作と異なる雰囲気のストーリーなど、内容が明らかになるたびに落胆する人が続出していたのだ。

こうした中で、12月15日に米芸能誌ハリウッド・リポーターが新たなキャストを伝えている。第3弾となる今回は、これまでより知名度の高いの名前が並んだのだ。

まず、ピラフ一味のマイ役に、近年は米国で活躍している田村英里子が選ばれた。00年から米ロサンゼルスに留学している田村英里子は、今年9月に大人気ドラマ「HEROES」でヒロ・ナカムラ(マシ・オカ)の恋人役に抜擢されたことで注目を浴び、来春公開予定のハリウッド映画「Storm Effect」への出演も決定している。ハリウッド出演作第2弾が「ドラゴンボール」とは驚きだけど、キャラクター設定で「20代後半女性。セクシーでエキゾティック。武器を背負って、武道に長けている。主役」とされているピラフ一味のツッコミ役をどのように演じるのか、興味深いのだ。

ちなみに、田村英里子は公式ブログの12月8日付の記述で、撮影のためメキシコへ旅立ったことを明らかにしている。「ドラゴンボールZ」はメキシコのドゥランゴ州で全体の8割以上を撮影することが発表されているため、この記述は今回の配役決定を裏付けているのだ。

また、キャラクター設定で「20代。三枚目のバッドボーイ」とされている悟空の古い戦友、ヤムチャ役には、韓国の人気グループG.O.Dの主要メンバーだったパク・チュニョンが抜擢された。05年10月のG.O.D活動休止後、俳優業に転じたパク・チュニョンは、アニメ「マッハGoGoGo」を実写化したラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟監督の映画「スピードレーサー」(08年5月米国公開予定)に「ヤクザレーサー」役で出演することも決定。日本のアニメを原作にした2本の映画を足がかりに、ハリウッドで大きく羽ばたくかもしれない。

さらに、「ミスティク・リバー」や「デイ・アフター・トゥモロー」に出演し、「オペラ座の怪人」で米国映画批評会議賞(ナショナル・ボード・オブ・レビュー)のブレイクスルー女優賞を受賞したエミー・ロッサムの出演も決定した。配役は未定なものの、初めての大物の登場にこれまでにはなかった期待感が持てるようになったかも。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.