相次ぐ米国での銃乱射事件、ラスベガスでは生徒がターゲットに。

2007/12/14 14:47 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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なんだかここ数週間、米国では乱射事件が相次いでいますね。今月5日にはネブラスカ州のショッピングセンターで19歳の青年が、クリスマス・ショッピングをする買い物客に向って銃を発砲。8人が死亡しました。さらに9日にはコロラド州で教会関連施設である別々の場所で襲撃事件があり、4人が亡くなりました。こちらはその教会に以前所属していた青年が犯人だったそうです。

これに誘発された模倣犯なのか判りませんが、ネバダ州はラスベガスで、今度はスクールバスの停留所にて発砲事件があったとのこと。被害にあったのは同市モハベ高校に通うの高校生6人。とうとう学生が標的になってしまいました。悲しいですねぇ。しかも容疑者も同校の生徒だという情報で、どうやら女性とが絡んだケンカが原因だとか。……ケンカで銃を持ち出すなっつーの(涙)。

スクールバスの停留所といえば、米国では住宅街の中にあるのが普通で、それこそ普通に民家が立ち並んでいるところです。実際、ウォール家の自宅前も娘たちが通う小学校の指定停留所。そういう日常の場にいきなり銃声が響いたとなると、住民にとっては本当にショックなことじゃないかと。後々になっても不安感はぬぐいきれないと思います。ウォール真木だったら、多分外に出るのも怖くなる(涙)。

それにしても模倣犯の犯罪心理というのは、いったいどんなモノなのでしょうか? 一説によると人目を引く派手な事件が起こると、自分が同じ事をしても成功するかも? という期待する気持ちが起こるらしいです。この感情は特に、誰かに対して怒りや悲しみなどがある時、すなわち激しい心の混乱がある時にもっと強くなるんだそうです。

とりあえず今回多発している乱射事件。事件を起こしても、その後の償いが大きいってことを犯罪者予備軍の人々には判ってもらいたいもの。こういう悲しい「トレンド」は早く落ち着くのを待つしかないのでしょうが、頼むから普通の生活をしている市民には、平和な毎日を送らせてぇ。

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