レッドソックスの調整相手は阪神と巨人、来季開幕直前の対戦決定。

2007/12/10 16:37 Written by コジマ

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今季はレギュラーシーズン3位にとどまり、初導入のプレーオフでも第1ステージで敗退した阪神。チームを支えた救援投手陣は見事だったものの、1人も規定投球回数に達しなかった先発投手陣や、規定打席に達した選手で打率3割以上が赤星憲広だけだった打撃陣には不満の残るシーズンだったのだ。こうした弱点を補うために、日本ハムの金村暁投手や広島の新井貴浩内野手らを獲得。新戦力の活躍を期待して、いまから胸が躍るのだ。

こうして生まれ変わる阪神が来季開幕前、米大リーグのボストン・レッドソックスやオークランド・アスレチックスと対戦することが決定した。今季ワールドシリーズを制したレッドソックスの松坂大輔、岡島秀樹両投手はもちろんのこと、ジョシュ・ベケット投手やカート・シリング投手らメジャー屈指の投手陣と阪神の新生打撃陣、マニー・ラミレス外野手やデービッド・オルティス内野手らと阪神が誇るジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之各投手の「JFK」との対戦などが楽しみなのだ。

阪神と大リーグ球団の対戦は、2004年の開幕前にタンパベイ・デビルレイズ戦、ニューヨーク・ヤンキース戦が行われている。デビルレイズ戦では伊良部秀輝投手(04年引退)が先発し6回2失点の好投を見せたものの、八、九回に大量失点してしまい7−7の同点で終了。一方、前川勝彦投手(オリックス移籍後今季自由契約)が先発したヤンキース戦では、11−7で日本チームとして史上初の勝利を獲得した。両試合でジョージ・アリアス内野手(メジャー、巨人を経て06年引退)が本塁打を放ったこと、ヤンキース戦で矢野輝弘捕手がプロ初のランニング本塁打(小学校以来だとか)を記録したことなどが印象的だったのだ。

今回の試合は、3月25、26日に東京ドームで行われるレッドソックスとアスレチックスの大リーグ開幕戦前に行われるオープン戦。巨人とともにデーゲーム、ナイトゲームで3月22日にアスレチックス戦、23日にレッドソックス戦が行われる予定なのだ。開幕(セ・リーグは3月28日)直前だけに各チームとも主力を投入することが予想され、本気の対戦が見られそう。ただ、残念なことに、松坂投手は3月26日の開幕第2戦に先発することが予定されているために阪神・巨人との試合に登板する可能性は低いみたい。

今回の試合のほか、阪神は甲子園球場のリニューアル工事が完了する予定の09年春に、新生甲子園のこけら落としとしてメジャー球団を招聘する計画もあるのだとか。なんとも楽しみな話だけど、とりあえずは“世界”を制したレッドソックスに勝って、来季はV奪回への弾みとしてほしいのだ。先発投手は誰になるのかなあ。

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