今年最もカラオケで歌われた曲は? 歌手別では倖田來未が連覇。

2007/12/07 23:58 Written by コジマ

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かつてはスナックや飲食店で楽しむものだったカラオケも、いまや家族や学生、社会人など人の集まりに欠かせない娯楽となっている。この日本発祥の文化は海外にも波及し、世界の人々を魅了(マリリン・マンソンもカラオケ好きなのだとか)。カラオケを開発した井上大佑氏は、米誌タイムの「今世紀、アジアにもっとも影響のあった人物20人」に選ばれたほか、2004年にはノーベル賞のパロディーであるイグノーベル賞(平和賞)を受賞しているのだ。

こうして多くの人が利用するカラオケで、どの曲が今年一番歌われたのか。07年の年間カラオケリクエストランキングを、通信カラオケ「DAM」で有名な第一興商が発表したのだ。

このランキングは、今年1〜11月に「DAM」シリーズにリクエストされた数を集計したもの。CDチャートと違って、その年に発売されたものだけでなく長く愛されている曲も入っていることが特徴で、特に第一興商は業界最大手のため、他社よりもさらに正確な数字が反映されていそうなのだ。今年のランキングの前に昨年のトップ5を見てみると、

1位 「青春アミーゴ」(修二と彰)
2位 「粉雪」(レミオロメン)
3位 「桜」(コブクロ)
4位 「純恋歌」(湘南乃風)
5位 「プラネタリウム」(大塚愛)

トップ3はすべて前年11月に発売された曲となっており、比較的新しい歌が選ばれている。

続いて、今年のトップ10は以下の通り。

1位 「三日月」(絢香)
2位 「純恋歌」(湘南乃風)
3位 「桜」(コブクロ)
4位 「Lovers Again」(EXILE)
5位 「愛唄」(GReeeeN)
6位 「千の風になって」(秋川雅史)
7位 「ハナミズキ」(一青窈)
8位 「宙船(そらふね)」(TOKIO)
9位 「粉雪」(レミオロメン)
10位 「蕾」(コブクロ)

昨年9月にリリースされた絢香「三日月」が堂々の1位。絢香はこの曲で昨年の日本レコード大賞の新人賞を受賞したほかNHK「紅白歌合戦」にも出場し、今年3月の世界フィギュアスケート選手権エキシビジョンで安藤美姫選手の演技の際にも熱唱して世界中に放映されたのだ。

「純恋歌」や「桜」、「粉雪」など前回でトップ5だった曲が今年もトップ10にランクイン。長く愛される歌であることが証明された。また、11月25〜12月1日の週間総合ランキングでも、「Lovers Again」が1位、「愛唄」が2位、「桜」が4位、「純恋歌」が5位となっているので、これらの曲は来年も順位が高くなりそうなのだ。

ちなみに、第一興商に先駆けて発表された「JOYSOUND」(エクシング)のランキングでは、

1位 「純恋歌」(湘南乃風)
2位 「Lovers Again」(EXILE)
3位 「桜」(コブクロ)
4位 「三日月」(絢香)
5位 「愛唄」(GReeeeN)
6位 「宙船(そらふね)」(TOKIO)
7位 「粉雪」(レミオロメン)
8位 「CHE.R.RY」(YUI)
9位 「しるし」(Mr. Children)
10位 「千の夜をこえて」(Aqua Timez)

となっている。ベスト5は第一興商のものとほぼ同じ曲がランクインしているのだけど、その下が微妙に違う点が面白い。利用者の年齢層などが違うのかも。

一方、アーティスト別年間総合ランキングでは、倖田來未が前回に続いて1位となり、浜崎あゆみを2年連続で抑えている。3位にEXILE、4位にコブクロがランクインしているものの、それ以下はMr. Children、大塚愛、北島三郎、DREAMS COME TRUE、HY、L'Arc〜en〜Cielとなっており、楽曲ランキングにないアーティストが多数を占めたのだ。

カラオケを利用する機会が増えそうな年末年始、ランキングに入った曲やアーティストを選んでおけば、仲の良い人同士の集まりでなくとも無難に乗り切れそうなのだ。

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