中村俊輔選手のセルティックが欧州CL決勝T進出、2年連続の快挙。

2007/12/05 09:12 Written by コジマ

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グループリーグの戦いもいよいよ大詰めを迎えている欧州サッカー連盟(UEFA)主催の欧州チャンピオンズリーグ。決勝トーナメントに進出できる2枠を巡って各組とも激戦が展開されているのだけど、第5節が終了した時点で、B組のチェルシー(イングランド)、D組のACミラン(イタリア)、E組のバルセロナ(スペイン)、F組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)とローマ(イタリア)、G組のインテル(イタリア)、H組のセビリア(スペイン)とアーセナル(イングランド)のベスト16入りが確定している。

そんな中、いち早く最終節が行われたD組で、中村俊輔選手を擁するセルティック(スコットランド)が決勝トーナメント進出を決めた。左ひざの負傷で中村選手を欠いた状態で、見事2年連続となるグループリーグ突破を果たしたのだ。

予選3回戦を突破してグループリーグに進出したセルティックは、第1節でシャフタル・ドネツク(ウクライナ)に敗れたものの、ホームで行われた第2節でミランに快勝。この試合にはシャフタル戦で負傷した中村選手も出場して早期復帰が期待されたのだけど、左ひざの状態は回復せず、チームも第3節でベンフィカ(ポルトガル)に敗戦。第5節が終了した時点でミランが突破を決め、勝ち点9のセルティックは同6のシャフタルと残り1枠を争っていた。

最終節では、12月7日開幕のクラブワールドカップに出場するために戦力を温存するかと思われたミランが、1位通過にこだわって主力を投入。セルティックも粘り強く守ったのだけど、後半25分にフィリッポ・インザーギ選手にゴールされ、そのまま1−0で敗れてしまった。ちなみに、インザーギ選手はこの試合の得点が欧州カップ戦通算63ゴール目となり、元バイエルンのゲルト・ミュラーの記録を更新したのだ。

しかし、同時刻にベンフィカと対戦していたシャフタルが敗れたため、セルティックのグループリーグ突破が決定した。タナボタ感はあるけれど、昨年に続いて今年もさらに大きな舞台で戦えることになったのだ。また、E組のレンジャーズも現在2位。今季は、スコティッシュ・プレミアリーグの2チームが決勝トーナメントを戦うことになるかも。

こうなると気になるのが、中村選手のケガの状況。サンケイスポーツによると、中村選手は岡田武史新監督が率いる日本代表入りへの意欲を語るとともに、「あと2週間で良くなればバイクに乗れる」としており、まだ回復のメドは立っていないもよう。決勝トーナメントが始まるのは来年の2月なので、それまでになんとか復帰してもらいたいのだ。

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