縄跳び世界大会で日本人チームが優勝、アンタ柴田の弟がメンバー。

2007/12/04 16:10 Written by コジマ

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2本の長縄を交互に回して跳ぶダブルダッチ。ニューヨークがまだニューアムステルダムと呼ばれていた頃(17世紀)に米国へ移住したオランダ人が始めたものだそうで、初めは子供の遊びだったのだけど、現在では単に跳ぶだけでなくさまざまな動きを取り入れた競技性の高いものになっている。縄跳び同様、日本大会や世界大会も開かれているのだ。

日本大会「ダブルダッチコンテスト・ジャパン」は、第6回を迎えた今年の大会から日本ロープスキッピング連盟が主催し、審査を厳正化するなど本格的な活動が始まり、1人が30秒間に飛ぶ回数を競う「スピード部門」も新設された。その新設部門で準優勝したチーム「MASTER PIECE」が、12月2日にニューヨークのアポロシアターで開かれた世界大会に出場し、世界一の栄冠を勝ち取ったのだ。

MASTER PIECEは、日本体育大の学生で構成されたチーム。昨年の日本大会で彗星のごとく現れ、新人ながら特別賞の「ベスト・パフォーマンス・ショー」に輝いている。メンバーの1人は、お笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣の弟、陽史さん。柴田は10歳離れた弟をかわいがっているようだけど、10月29日付のブログでは、弟が日本大会で準優勝したことを報告してきたことによって、初めてダブルダッチの選手だということを知ったと明かしているのだ。

柴田は芸能人の中でも運動神経の良いことで知られており、「ウィキペディア」などによると、学生時代は体操や野球を経験し、プロサッカーチームにスカウトされたこともあるのだとか。スポーツ番組でも抜群の運動神経を披露している兄の能力を、弟もしっかりと備えているみたい。

その陽史さんの所属するMASTER PIECEは、2回目の出場となった日本大会で新設ながらメインともいえるスピード部門で準優勝し、世界大会「第16回ダブルダッチ・ホリデイ・クラシック」への出場権を獲得。スピード部門で他を圧倒する演技を見せ、ベスト・オブ・ショーに選ばれた。ダブルダッチの世界で日本勢の実力は高いらしく、今大会もMASTER PIECEが優勝したほか、3位まで日本のチームが占めているそうなのだ。

MASTER PIECEの優勝は地元紙ニューヨーク・サンに報じられるほどの快挙で、12月3日付の柴田のブログでも「おめでとうバカヤロー」と祝福している。ただ、ブログを見る限り陽史さんはおっとりした性格のようで、自分のことよりも兄のブログを見た米国の人が会場に来たことを述べて「世界に通じるブログじゃん」とほめ、柴田は「オメーなんか1位じゃねーかよ!!」としている。この兄弟のやりとりが、なんとも面白いのだ。

当日の演技の動画は発見できなかったのだけど、「ユーチューブ」に今年日本で開かれた「DOUBLE DUTCH DELIGHT JAPAN」のデモ演技が投稿されているので、世界を魅了した彼らのワザを見たい方はぜひ!



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