「レイトン」攻略サイトへ削除願い、メーカーの要請に波紋広がる。

2007/11/29 21:45 Written by コ○助

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29日に発売が始まった、大泉洋が出演するテレビCMでおなじみのニンテンドーDS向けソフト「レイトン教授と悪魔の箱」。「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の開発元であるレベルファイブが手がけたアドベンチャーゲームとの前評判も手伝って、前作「レイトン教授と不思議な町」は60万本近くを売り上げた大ヒットシリーズなりよ。今作では、「−不思議な町」から引き続き大泉洋と堀北真希が声優として起用されているほか、新たに大沢たかおや大後寿々花も参加するなど、豪華な声優陣も話題を呼んでいる作品なりね。

ゲームの内容はシリーズ2作とも、基本的には謎解き(パズル)をしながらストーリーを追っていくというもの。そのゲームの特性から、謎解きの「解答」を教えてくれる「攻略サイト」の類がネットにはいくつも存在しているなりよ。でも、レベルファイブはこうしたサイトの存在をあまり快くは思っていなかったようで、公式ページに次のような「お願い」を掲載、「解答」の削除を求めたなりね。

「攻略サイト掲載削除のお願い」
「現在、WEB上でナゾ(=パズル)の解答を掲載しているサイト等が存在しております。弊社としましては、ナゾトキの楽しみを、ユーザー様ご自身の手で、味わっていただきたいと望んでおり、ナゾの解答の掲載を認めておりません。ナゾ解答を掲載されている場合には、即刻削除をお願いいたします」

ところが、「認めておりません」「即刻削除を」といったやや強圧的な言い回しにネットユーザーが反発。レベルファイブに苦情が殺到したのか、しばらくすると「お願い」の文言が修正されたなりよ。基本的なレベルファイブの姿勢には変わりないなりが、言い回しが少し柔らかくなったなりね。

「ナゾ解答の掲載について」
「現在、WEB上でナゾ(=パズル)の解答を掲載しているサイト等が存在しております。弊社としましては、ナゾトキの楽しみを、ユーザー様ご自身の手で、味わっていただきたいと望んでおりますので、ナゾ解答の掲載についてはご遠慮願います」

このレベルファイブの「解答を載せるな」との姿勢は賛否両論。純粋にユーザーが悩みながらナゾを解き、解けた瞬間の面白さを感じて欲しいというクリエイターの希望を理解する声がある一方で、「謎が解けずに途中で放棄するよりはマシ」「買った人の自由」との意見も多々あるなりよ。

メーカーの「こう遊んで欲しい」という希望は分かるなりが、メーカーの決めた方針以外の遊び方を排除する動きは少し違う気も。せっかく人気のあるシリーズだけに、この一件でファンからそっぽを向かれるようなことになるのではないかと、心配なところではあるなり。

ゲームの攻略サイトは是か非か。皆さんはどう思うなりか?

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