英国旗「ユニオン・ジャック」を200年ぶり変更も、赤い竜をプラスか。

2007/11/29 09:29 Written by コ○助

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単なる英国の国旗としてだけではなく、ファッションやエンターテインメント、アートなどの分野でアレンジが加えられ、世界中の人に認知されている「ユニオン・ジャック」。現在のデザインに収まったのは今から約200年前、原型となるデザインができたのは、さらにさかのぼって1606年のことなりよ。でも、どのような経緯をたどって現在の「ユニオン・ジャック」ができてきたのか、知らない人も少なくないかもしれないなりね。

Wikipediaによると、まず、1606年にイングランドの国旗(白地に赤い十字のセント・ジョージ・クロス)と、スコットランドの国旗(青地に白い斜め十字のセント・アンドリュー・クロス)が合体。次に1801年にグレートブリテンおよびアイルランド連合王国が成立した際に、アイルランドの国旗と称して有力諸侯の旗(白地に赤い斜め十字、セント・パトリック・クロス)が合体して、現在の「ユニオン・ジャック」になったなりよ。長い歴史の中で、複数の国の国旗が合わさって「ユニオン・ジャック」を構成してきたわけなり。

そんな「ユニオン・ジャック」がいま、大きな転機を迎えようとしているなり。イングランドによって征服され(1284年)、併合された(1536年)ウェールズから、ウェールズの旗にある「赤い竜」が「ユニオン・ジャック」に組み込まれていないことに不満の声が上がっているというなりよ。これは「ユニオン・ジャック」の原型ができた1606年時点ではすでにイングランドに併合されていた経緯から、国旗作成の際に検討されなかったことが原因だと言われているなりね。

そのため、ウェールズの国会議員は、「赤い竜」を「ユニオン・ジャック」に組み込むべきだと訴え続けてきたなりが、つい先日、ホッジ文化担当閣外相が「変更を検討する」と発言したことで、デザインの変更が現実のモノとなる可能性が出てきたなりよ。もし、変更されることになれば、実に200年ぶりに国旗が刷新されることになるなりね。

「ユニオン・ジャック」のデザインは日本人にもなじみ深いものだけに、「赤い竜」がどのように加わるのかは気になるところ。本当に加わるのかどうかはまだ先行き不透明ではあるなりが、注目しておきたい話題なりね。

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