「変化球が曲がらない」5年ぶりの新作「ファミスタDS」に批判も。

2007/11/25 11:07 Written by コ○助

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ファミコン草創期における野球ゲームの代名詞的な存在にして、近年、オンライン版の登場などで再び人気を盛り返してきたバンダイナムコゲームスの「ファミスタ」シリーズ。コナミの「実況パワフルプロ野球」シリーズに取って代わられた人気と地位を奪還するにはまだまだ力不足なりが、一時は風前の灯火だった「ファミスタ」の名前がメディアに登場する機会がまた増えてきたのは、旧来のファンにとっては嬉しいことなりよね。

そうした中、11月15日に「ファミスタアドバンス」以来、5年ぶりの新作となる「ファミスタDS」(ニンテンドーDS向け)が発売されたなりよ。「携帯ゲーム機で気軽に楽しめるファミスタ」ゆえ、ファンからの期待も非常に高かったなりが、どうも評判がよろしくない様子。Amazon.co.jpのカスタマーレビューには45件のコメントが付いている(11月25日現在)なりが、「おすすめ度」の☆の数は3個で、半数は厳しい意見が並んでいるなりね。どのような点が批判されているのか、簡単に整理しておくと。

・変化球が曲がらないので三振が奪れない。
・打球がフライばかり。
・試合中の守備位置変更ができない。
・ペナントレースモードがない。
・打率などのデータが表示されない。
・操作性が悪く、守備が難しい。
・スイングが途中で止まらない。
・コンピュータが異常に強い。
・フライの打球が飛んでいくときの高音がうるさい。

実はコ○助も発売日に購入してプレイしているユーザーの一人なりが、同じようなことを感じながら遊んでいたなりよ。特に購入してから気が付いてガックリしたのが「ペナントレースモードがない」と「打率などのデータが表示されない」の2点。あまり何試合も組まれていると途中で飽きてしまうのは確かなりが、それでも自分のプレイする球団が「○勝○敗になった」と、結果を積み重ねていくのが野球ゲームの醍醐味かつモチベーションを保つ要素だし、選手のデータを見ながら起用法を考えるのもまた野球ゲームの楽しさなりよね。それだけに、これらが割愛されていたのは非常に残念だったなりよ。

「従来のファミスタから退化した」「ケータイアプリのほうが楽しい」との声も聞こえてくる「ファミスタDS」。かつての「ファミスタ」をプレイしてきたファンにしてみれば、「裏切られた」との思いが強いのかもしれないなり。今後、バンダイナムコゲームスが「ファミスタ」ブランドをどう展開していくのかは分からないなりが、もし発展させていく考えがあるのであれば、ユーザーの声を無視せずに、次回作には何らかのカタチで反映させていって欲しいものなり。

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