アラバマ州には「モバイル」という市があるんだそうです。なんだかカッコいいですね。同州で3番目に大きい都市で、人口は約200,000人。名前だけだとシリコンバレーのようなハイテク都市を連想しちゃいそうです。しかし実際は旅客機の修理リフォームや、製紙・化学製品の産業などが中心で、IT関係の企業が沢山ある土地柄というワケではないそうです（笑）。

さて、そのモバイル市にあるモーニングサイド小学校。先日未明に突然学校のセキュリティ・アラームが作動しました。警察が駆けつけると、同校カフェテリアの窓から逃げ出そうとしている男を発見。取り押さえて逮捕したのです。

現行犯逮捕されたスティーブ・ジョンソン容疑者（24歳）は、窃盗の目的でカフェテリアに侵入し、レジにあった現金を強奪。しかしそのお金というのが、たったの2ドル25セント（日本円にして約250円）だったというから、なんとも情けない。

ジョンソン容疑者が空き巣と、逮捕時に抵抗した職務執行妨害で起訴され、保釈金は4,000ドル（45万円）を課されています。もちろん支払えないのでそのまま刑務所生活中です（笑）。ちなみに彼が盗んだ現金は警察官が、逮捕時に取り戻し学校にちゃんと返却したとか。

しかし問題は、ジョンソン容疑者が学校に侵入しようとして壊したドア。修繕に500ドル（5万6,000円）以上かかるとのことで、この返済は誰がするんだって感じです……。

盗んだ現金はわずかだったけれど、その見返りはかなり痛い結果となりましたね。