元プロ野球選手の立川隆史が大舞台に、K-1GP前座試合に出場決定。

2007/11/09 00:12 Written by コジマ

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たとえドラフト上位で入団しても、安泰でないのがプロ野球の世界。10月23日発売の写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)に「あの『ドラフト1位』99人の『人生第2幕』大追跡!」という特集が掲載されていたのだけど、元阪神の選手では萩原誠が専門学校の校長になっていたり、安達智次郎が牛鍋店を経営していたり、舩木聖士が大型スポーツ用品店の店員(正社員でない)になっていたりと、なかなか興味深いものがあったのだ。もちろん、ロサンゼルスでうどん店を経営する伊良部秀輝や寿司職人になった猪俣隆のことも載っていた。

こうした中、2004年にロッテから阪神に移籍し、05年に引退した立川隆史が、「K-1 WORLD GP 2007」という大舞台に立つことが決定したのだ。

立川は、プロ野球引退後に台湾プロ野球の誠泰コブラズで打撃コーチに就任したのだけど、新たな人生を踏み出すために、K-1に挑戦した。今年2月に行われたK-1育成プロジェクトの第1回トライアウトで準合格となり、5月のトライアウトトーナメント最終試験で合格。8月には「K-1 TRYOIUT 2007 SURVIVAL」でデビューし、中国の閻文凱からダウンを奪うなどして判定勝ちで初戦を飾っている。

立川が出場するのは、12月8日に開催される「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」のオープニングファイトで、対戦相手は韓国のキム・キミン選手。前座ながらも、すでにチケットが完売した横浜アリーナの大舞台に立つのだ。

立川はこの試合に向けて、仲良しだった阪神の下柳投手の紹介で桜庭和志選手の指導を受けたそうで、「桜庭さんがハードで厳しい練習をしながらも、楽しんでやっている姿を見て、僕も刺激を受けました」(GBRより)と、パワーを分けてもらったようなのだ。

K-1の谷川貞治イベントプロデューサーによると、この試合に勝てば大晦日の「Dynamite!!」や来年の「K-1GP」に出場できる可能性もあるのだそう。「昨日(7日)プロ野球のトライアウトを見学しましたが、僕が引退したプロ野球選手の新たな道を作っていければいいかなと思っています。前の試合では応援の声がすごい力になりましたし、より巨大な応援をよろしくお願いします」(スポーツナビより)と立川選手が語っているように、格闘技ファンだけでなくプロ野球ファンもこの晴れ舞台に注目したいのだ。

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