アジアシリーズ初戦で中日が韓国SKに完敗、史上初の日本勢黒星。

2007/11/08 23:26 Written by コジマ

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日本シリーズを制して53年ぶりの日本一となった中日。阪神ファンのぼくとしては悔しい限りだけど、「ニコニコ動画」などでマスコットのドアラがブレイクした今年、彼(?)のおかげでなんだか憎めない球団になってしまったのだ。そのドアラは平沼定晴打撃投手に肩車されてながら場内を一周し、昨季のリーグ優勝に続く2回目のビールかけにも参加していた。

こうして日本を制覇した中日、次の戦いの舞台である「KONAMI CUP アジアシリーズ2007」が11月8日に開幕したのだ。2005年に始まったこの大会は、アジア4カ国・地域の代表チームがアジア王者をかけて戦うというもの。総当たり戦の1次リーグを行い、上位2チームが決勝に進出できる。これまで日本からは05年にロッテ、昨年に日本ハムが出場し、いずれも全勝で優勝しているのだ。

ところが、同じく初出場の韓国代表SKワイバーンズと対戦した初戦に中日が3-6で敗れ、日本チームとして同大会で初の黒星を喫してしまったのだ。SKは、阪神でも活躍した塩谷和彦内野手が05年に移籍したことでもちょっと話題になったチームで、今季はロッテでコーチを務めたキム・ソングン監督のもと、加藤初、大田卓司、福原峰夫ら日本人の元プロ野球選手がコーチに就任。球団史上初の優勝を果たした。福原コーチは元中日の選手なのだ。

試合は、先発した中日の中田賢一投手が精彩を欠き、チームメイトの李炳圭外野手が「要注意打者」としてアドバイスしていた3番のキム・ジェヒョン外野手らに痛打を浴びて6回3失点でマウンドを降りた。失策や中継ミスなど、堅い守りで知られる中日らしくないシーンも目立ったのだ。

この試合について、中日の落合博満監督は「一番やってはいけない試合運びだった。おととしの交流戦を思い出した。それと良く似た雰囲気だった。初の国際舞台という選手もいて、独特の雰囲気があったのかな」(サンケイスポーツより)と語ったものの、「メンバーは多少変わるだろう。今日は負けたが、明日はまた最善を尽くす」(同)と、気持ちを切り替えていたのだ。

明日9日は中日にいた曹竣揚投手のいる台湾代表の統一ライオンズとの一戦。この試合と9日の中国代表チャイナスターズ(選抜チーム)に勝たなければ、優勝は難しそうなのだ。そういえば、中国代表にも中日の育成選手だった呂建剛投手がいるなあ。

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