玉木宏が鹿に? 直木賞候補作「鹿男あをによし」の連ドラ版主演へ。

2007/11/06 14:45 Written by コ○助

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コンスタントに連続ドラマや映画に出演するも、長いこと「脇役」のイメージから抜け出すことができずにいた玉木宏。「愛し君へ」「ラストクリスマス」「トップキャスター」とフジテレビ系「月9」ドラマにも頻繁に出演していたなりが、それほどインパクトのある役柄ではなく、役者としてなかなか次の一歩を歩み出すことができずにいたなりよね。でも、昨年の「秋ドラマ」として放送された「のだめカンタービレ」では、上野樹里に次ぐ二番手の扱いながらストーリーの核となる重要な千秋真一役を熱演。作品の好評価も相まって、今ではすっかり売れっ子俳優の仲間入りを果たしているのは、皆さんもご存知の通りなりよ。来年は大河ドラマ「篤姫」で重要な役どころである、坂本龍馬役を演じることも決定しているなりね。

そんな玉木宏が、来年1月スタートの「冬ドラマ」として放送される「鹿男あをによし」(フジテレビ系、木曜22時枠)で主演することが決定したなり。玉木宏が連続ドラマに主演するのは、昨年1月からNHKで短期集中放送された「氷壁」以来1年半ぶり、民放では初めての起用となるなりよ。着々と評価を積み上げ、ようやく掴んだ連ドラ主演の座。玉木宏にとっては今後も「脇役」に甘んじるのか、「主役」を張る俳優へと階段を上るのか、大きな分かれ目となる勝負作と言えるなり。

「鹿男あをによし」は直木賞の候補作にもなった万城目(まきめ)学の人気小説で、奈良を舞台にしたファンタジー(?)作品。「主人公の顔が鹿になったり、ネズミやキツネの遣いが現れたり」(サンケイスポーツより)するちょっと変わった部分もあるなりが、奈良の遺跡や歴史に大いに触れるという、連続ドラマの題材としては珍しい雰囲気になりそうなりよ。ただ、CGの使い方ひとつで、チープな雰囲気を与えることもまま有り得る話なので、「主人公の顔が鹿になったり」の部分をどのように映像で表現するのか、心配なところではあるなりが……。

共演には、意外にも(?)フジテレビ系の連続ドラマには初出演となる綾瀬はるかが起用されるなり。原作では男性教師だったキャラクターを強引に女性の役に転換し、綾瀬はるかが演じるのだとか。原作ファンからは否定的な意見が飛び出しそうなテレビ的な手法なりが、これが吉と出るか、凶と出るかも含めて、注目しておきたい作品なり。

☆現在までに判明している2008年「冬ドラマ!」
[記号の説明]◎…確定、○…ほぼ確定、△…噂アリ、×…ガセ
◎木曜22時「鹿男あをによし」(主演:玉木宏)フジテレビ系
◎土曜21時「1ポンドの福音」(主演:亀梨和也)日本テレビ系
◎日曜20時「篤姫」(主演:宮崎あおい)NHK
◎日曜21時「佐々木夫妻の仁義なき戦い」(主演:稲垣吾郎)TBS系

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