「幕張の防波堤」小林雅英投手がFA宣言、メジャー移籍も視野。

2007/11/03 06:06 Written by コ○助

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「幕張の防波堤」と呼ばれ、長年に渡ってロッテのクローザーを務めてきた小林雅英投手。プロ野球初の7年連続20セーブ(2001年〜2007年)を達成するなど、パ・リーグに、そして球界に大きな足跡を残してきたことは誰もが認めるところなりよ。ただ、劇場型(ランナーをためて最終的に押さえる)クローザーに分類されることからも、決して「もの凄いピッチングで球場を沸かせる」ようなタイプではないため、その評価は野球ファンの間では賛否が分かれるところではあるなりね。

今季の小林雅投手は2軍落ちも経験するなど、非常に苦しいシーズンだったなり。成績を見ても49試合に登板、2勝7敗27セーブ、防御率3.61と、例年以上に安定感に欠け、クローザーながら7敗を喫しているのは「悪い成績」と言わざるを得ないなりね。たびたび炎上する姿に、厳しいファンからは「そろそろ世代交代を」との声もチラホラと聞こえていたほどなりよ。

そうした空気の中、小林雅投手がFA権の行使を表明。「ロッテ残留」の選択肢を捨てているわけではないなりが、「国内はどこでも話を聞きますし、メジャー球団とも話をしたい」(サンケイスポーツより)と、国内他球団およびメジャーへの移籍を視野に入れているなりね。日本での実績を考えれば、慢性的にクローザーが不足しているメジャーからオファーが来る可能性は十分。また、ドジャースのクローザーを務める斉藤隆投手が、36歳からの2年間で135試合に登板し、63セーブを上げているという「日本人クローザー」のレベルの高さにメジャー各球団が魅力を感じているとも言われており、そういう意味では小林雅投手には追い風が吹いていると言えそうなりよ。

国内では、以前から巨人が小林雅投手獲得にご執心。調子の上がらない豊田清投手に代わって、今年は上原浩治投手がクローザーを務めたなりが、本来は上原投手は先発で使いたいのは誰の目にも明らかなりよね。そのため、横浜との交渉が決裂しそうなクルーン投手と小林雅投手を天秤にかけながら、どちらかの獲得に動くと見られているなりよ。まあ、心ないファンからは、もし巨人に移籍したら「幕張の防波堤」ならぬ「水道橋の火薬庫」だと、早くも揶揄されているなりが……。

ロッテ残留か、国内移籍か、メジャー移籍か。動向に注目なり!

◎今オフにメジャーリーグを目指す日本人選手
□…挑戦表明中 ◇…メジャーもOK △…挑戦報道あり ○…当確 ×…断念
□藪恵壹投手(39歳) 浪人
□野茂英雄投手(39歳) 浪人
□森慎二投手(33歳) 自由契約
□福盛和男投手(31歳) FA
□桑田真澄投手(39歳) 自由契約
□多田野数人投手(27歳) 自由契約
□大家友和投手(31歳) 自由契約
◇小林雅英投手(33歳) FA
△高津臣吾投手(38歳) 自由契約
△福浦和也内野手(32歳) FA
△薮田安彦投手(34歳) FA
△福留孝介外野手(30歳) FA
△岩瀬仁紀投手(32歳) FA
△黒田博樹投手(32歳) FA

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