先日はハロウィーンだったのですが、我が家にもわんさかと思い思いのコスチュームに身を包んだ人々がお菓子をもらいにやって来ました。下はまだ生後間もない赤ちゃんが抱っこされていたり、上は長女のクラスメートのおじいちゃんが、なんと「スポンジ・ボブ」のきぐるみを着て歩いてやってきました（笑）。

ところで、ハロウィンの仮装としては「スター・ウォーズ」はすでに定番モノの位置付けがあるようです。オビ・ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーといったヒーローは判りますが、悪者であるはずの「ダース・ベイダー」も大人気です。しかもコレに扮する人は他キャラと比べても気合の入れ方が違う。マスク、マント、ブーツは当たり前ですが、ちゃんと「スーハー、スーハー……」と、あの荒い息声が出てくる装置までちゃんと持ち歩いて、

「（スーハー、スーハー……）トリック・オア・トリート」

ってドアにやって来るんですから、ウォール真木は大喜びです。娘たちは怖がって逃げますけど（笑）。

ところでダース・ベイダーといえば、以前からチェイニー米副大統領がそう呼ばれているんだとか。理由はいつもムッツリして「ダーク」なイメージだからだそう。政治的に敵対している人々から、ちょっと意地悪な意味合いをこめてこのあだ名が付けられたんですって。

ところが当のチェイニー氏はこのニックネームを結構気に入っているそうです。本人曰く

「最近自分が呼ばれている名前の中じゃ、一番マシなほう」

だそうで、これをネタにみんなに笑ってもらえるのも一興だと考えているとか。実際ブッシュ大統領も先日スピーチで、

「チェイニーに今年のハロウィンでどんな仮装をするのかって聞いたら、『もう着てます』と答えてきて、その後なんだか『ダーク・フォース』について、何やらブツブツ呟いていたんだ」

と、ジョークを飛ばしていたらしいです（笑）。

まあ、人の悪口も逆手にとって自虐ギャグにしちゃうってのが、いかにもアメリカの政治家って感じです。そのうち本当にあのコスチューム姿で公の場に現れたりしないかしら、チェイニーさん。そうしたら意外と支持率が上がったりして……。