NTTドコモ、12月投入の「905i」シリーズに緊急地震速報機能を搭載。

2007/10/04 05:17 Written by コ○助

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10月1日から民間向けの本格運用がスタートした緊急地震速報。地震の被害を最小限に抑えるために、実際に地震が発生する数秒〜数十秒前に気象庁が発表する「地震が来るぞ」という速報なりよね。数秒〜数十秒でいったい何ができるのかという疑問を抱く人も少なくないなりが、実際に試験運用などを体験した人たちの感想を見ると、台所の火が消せた、扉を開け放つことができた、別の部屋にいた子どものところに行けた、心の準備ができたなど、俊敏に動けば結構いろいろなことができるようなりよ。

でも、現在のところ個人レベルで緊急地震速報を受信できるのは、専用の受信機が設置されている場合を除き、テレビやネットの一部サービスのみといっても良い状況。ラジオは来年4月のスタートを予定しているなりが、課題がクリアされない場合には延期も視野に入れているなりよ。

ラジオで懸念されるのは、自動車で聴いているときに緊急地震速報が流れるケース。自動車運転中、警報音が鳴ったのを聞いて慌てて急ブレーキを踏んで事故にならないか、また、自動車によって「聴いている/聴いていない」と状況が分かれるので、緊急地震速報を聴いた自動車だけが慌てた行動を取って事故を引き起こさないかなど、本当に緊急地震速報がドライバーの安全に繋がるのかどうかという点を含めて、結論が出ていないなりね。

このように、まだまだインフラが整備されていない中での見切り発車的なスタートとなったわけなりが、今後、テレビ以上に利用されるかもしれない緊急地震速報のキーとなるインフラが、12月から登場することが明らかになったなりよ。それは携帯電話。すでに主要3キャリアは緊急地震速報に対応させることを決めており、数年前からシステムの開発や実証実験を進めてきているなりが、まずはNTTドコモが先陣を切って対応端末を投入することになったなりね。

NTTドコモが緊急地震速報への対応を予定しているのは、12月から投入される「905i」シリーズ。具体的に何機種が対応するのかはまだ分からないなりが、震度4以上の強い揺れが予想される地域のユーザーに、警告音と共に文字情報で速報が送信される仕組みを用意しているなりね。auやソフトバンクも同等の対応を予定していると見られるなりが、フジサンケイビジネスアイによると、auは来年の春と夏に発表される新端末、ソフトバンクは2008年中に発売する新端末で順次対応していくようなり。

携帯電話は肌身離さず持ち歩くものだからこそ、こうした対応は効果的なりよね。生死を分けるかもしれない緊急地震速報に、一日も早くすべての携帯電話が対応しますように。

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