カナダ・モントリオールを本拠地とし、世界的に巡回公演を行っているエンターテイメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユ。日本では今年も「ドラリオン」を上演中だが、ビートルズの楽曲を題材としたことで話題となった「ラヴ」などのオリジナルショーは米ラスベガスのみの上演となっている。そのシルク・ドゥ・ソレイユの常駐公演を行う劇場が、東京ディズニーリゾート内に2008年10月1日にオープンすることとなった。オープンに際して上演されるのはラスベガスとは別の演目を予定しており、10月1日から団体チケットの受け付けを開始している。
92年の「ファシナシオン」を皮切りに、94年に「サルティンバンコ」、96年に「アレグリア」、00〜01年に「サルティンバンコ2000」、03〜04年に「キダム」、04〜05年に「アレグリア2」と日本のファンを魅了してきたシルク・ドゥ・ソレイユだが、現在上演中の「ドラリオン」も日本全国の会場を借りての公演となっている。
今回新たに開設される劇場は、北米以外で初となるオリジナル・ショーを上演する専用常設劇場。東京ディズニーリゾート内のディズニー・アンバサダー・ホテルの前にオープンし、劇場名は「シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京」となっている。面積は約5,400平方で、席数は2,170席だ。
グランドオープンに合わせた演目は完全オリジナルで、タイトルは未定なものの、コンセプトは「2つの全く相容れない世界『天』と『地』。この異なる2つの世界が、1人の登場人物の冒険を通じて、互いに理解し、調和していくさまを、魅力あるユニークな登場人物たちと色鮮やかな衣装や演出効果、ダイナミックなパフォーマンスで描きます。」(公式サイトより)となっている。公演回数は1日1〜2回で、年380回を予定している。
現在、この公演の団体チケット受け付け中(電話0570-02-8333)。オリジナルなシルク・ドゥ・ソレイユの魅力を、東京ディズニーリゾート内という夢の空間で味わえる、すばらしい劇場となりそうだ。(モノメトロ編集部)