世界初の11型有機ELテレビは薄さ3ミリ、ソニーが12月1日発売へ。

2007/10/01 14:33 Written by モノメトロ編集部

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今年1月の「International CES」(米国・ラスベガスで開催)でお披露目され、その驚愕の薄さと美しい映像が話題を呼んだソニーの有機ELテレビ。4月の「国際フラットパネルディスプレイ展(Display 2007)」(東京ビッグサイトで開催)にも参考出品され、一日も早い商品化を望む声が、国内でも日増しに高まりを見せている。そんな有機ELテレビの発売日が正式に決定、12月1日から世界で初めて市場投入されることになった。価格は20万円(税込み)。

世界初の有機ELテレビ「XEL-1」のラインアップは11型のみ。「International CES」では27型も発表されていたが、12月1日時点での発売は見送られたようだ。スペックは解像度が960×540ドット、コントラスト比は高コントラストの100万:1。HDMI端子を1つ装備しているほか、USBポートやEthernet端子も搭載している。

圧巻なのはやはりその薄さ。11型と、現在主流のテレビに比べるとパネルそのものがコンパクトとはいえ、外形寸法は287×140×253ミリ(幅×奥行き×高さ)で、最も薄い部分の厚さはわずか3ミリ程度しかない。

これまで携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどに使われてきた有機ELは、一般的に液晶に比べると寿命が短いと言われている。この点についてソニーは今回の「XEL-1」は「実用上問題ないレベル」に仕上げているという。ソニーは今後も、「技術のソニー」をアピールするべく、有機EL事業に力を入れていく予定だ。(モノメトロ編集部)

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