映画「ターミネーター」の続編は新3部作に、新たなヒーローが登場。

2007/09/28 20:43 Written by コジマ

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現・米カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが主演し、ジェームズ・キャメロン監督の出世作になった映画「ターミネーター」シリーズ。第1作公開当時小学生だったぼくは、シュワルツェネッガー扮するT-800の恐ろしさに震えてトイレや風呂に入れなくなり、映画に無理やり連れて行った従兄をうらんだ記憶があるのだ。

しかし、「未来から殺人ロボットが来る」という斬新なストーリーや「未来の息子から送られてきた兵士との間に息子が生まれる」というカオスな内容は、T-800の恐怖とともに鮮烈な印象が残ったのも確か。それから6年後に公開された「ターミネーター2」やさらにその12年後の03年に公開された「ターミネーター3」では、T-800が一転して正義のヒーローとなったのも面白かったのだ。

「ターミネーター3」に関しては“蛇足”とするファンも少なくないようだけど、興行的には大成功を収め、すぐに「ターミネーター4」の製作が決定した。その後、アーノルド・シュワルツェネッガーのカリフォルニア州知事就任によって頓挫するかにみえたのだけど、本人は出演に積極的な姿勢をみせたために製作が決定。しかし、「T3」に続いてメガホンを執るとされているジョナサン・モストウ監督が、シュワルツェネッガーの出演条件であった「カリフォルニア州で撮影すること」をのまなかったため、シュワルツェネッガーの出演は取りやめとなったのだ。

こうした紆余曲折を経て09年夏公開されることとなった「T4」、最低3作品が製作されるとしていたのだけど、「T4」を1作目とした新たな3部作の製作が正式に発表された。「T4」は、「審判の日」と呼ばれる核戦争後の未来が舞台となるそうで、「T3」で物語の中心となっていたジョン・コナー(ニック・スタール)やその恋人(のちの妻)ケイト・ブリュースター(クレア・デーンズ)以外の新たなヒーローが登場するとのこと。また、「T2」でジョン・コナー役を演じていたエドワード・ファーロングの出演が決定しているようなのだ。

ここで気になるのが、3部作を通じてシュワルツェネッガーが演じていたT-800役を、新3部作では誰が担当するのかということ。以前にNarinari.comでもWWEのレスラーで俳優のザ・ロックが候補となっていることをお伝えしたのだけど、その点については明らかにされていないのだ。もしかしたら、皮膚などをまとったT-800自体が登場しないのかもしれない。脚本は、ジョン・ブランカトーとマイケル・フェリスのコンビが「T3」に続いて担当するのだそう。

さらに、ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーに焦点を当て、「T2」と「T3」の間(10年間)のエピソードを描くスピンオフ企画、テレビドラマ「ザ・サラ・コナー・クロニクルズ」のプロジェクトも順調に進んでいるようで、監督には「洗脳」などを手がけたデヴィッド・ナッター監督が就任。来年早々に撮影をスタートさせるとのこと。ただし、サラ・コナー役は映画のリンダ・ハミルトンではなく、「300〈スリーハンドレッド〉」などに出演した英国人女優レナ・へディを起用することが決定している。リンダ・ハミルトンは年齢(51歳)的にムリなのかもしれないけど、映画にシュワルツェネッガーが出演しないこと同様、ちょっと残念なのだ。

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