長井秀和がフィリピンで美人局被害、留学先からファクスでコメント。

2007/09/25 22:18 Written by コジマ

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毒舌トークや「間違いない!」「気をつけろ!」などの決めゼリフで人気となったお笑い芸人、長井秀和。さとう珠緒やほしのあきを題材にしたネタも好評で、遅咲きながらテレビでも安定して見かけるようになった。ぼくの周りでは、特にライブが面白いと評判になっているのだ。

そんな長井秀和が突然、妻子を置いて米国に語学留学することを表明したのは今年8月のこと。「将来的に英語圏でも漫談(スタンドアップ・コメディー)ができる芸人になりたい」とのことで、600万円を留学費用として9月16日に渡米したのだ。お笑い芸人の留学はなかやまきんにくんが行っているのだけど、無名時代から支え続けた奥さんと2歳の長男を残しての決断を聞いて、ちょっと応援したくなったのだ。

ところが、渡米前の今年5月にフィリピンへ旅行した際、現地の日本人通訳と金銭トラブルになって、現在も裁判中であることが、9月25日発売の「フラッシュ」と「女性自身」(ともに光文社)によって報じられたのだ。両誌によると、長井秀和が現地でナンパした女性2人とそれぞれホテルで過ごし、相手が17歳だったことからその少女の親に告発され、現地警察に拘束された。通訳の仲介で保釈金1100万円を支払うことで示談が成立したそうなのだけど、通訳が少女と親、警察とグルになってお金をだまし取ったといういわゆる美人局(つつもたせ)の疑いがあるとして、法廷で争っているようなのだ。

フィリピンではこうした美人局だけでなく、警官や税関職員がグルになった「セットアップ」と呼ばれる詐欺が横行しており、ネットを検索するだけでも被害が数多く報告されている。例えば、おばあさんに荷物を持って一緒に税関を通るよう頼まれ、通過する際に荷物の中から大麻が出てきて拘束、職員や警官から示談金を求められるというケースもあり、お金を払わないで投獄されている人もいるのだとか。いやはや、本当に怖いのだ。

今回の件もその「セットアップ」に遭ったとされているのだけど、1100万というのは法外な金額なのだとか。有名人であることから、足元を見られたかもしれないのだ。このことについて、長井秀和は留学先からファクスでコメントした。「海を越えての劇場型詐欺に、私がすっかり巻き込まれてしまい、高額のお金を振り込んでしまいました。」とし、「海外での詐欺というのは、英語やら現地語やらが入り混じり分かることと分からないことの判断が難しく、勝手に危機的状況に陥ってしまっているような気がするものです。」と、そのときの心境を語っている。

振り込んだお金は口座を凍結したことで詐欺グループに渡らなかったみたいだけど、裁判は係争中。 「TVのドッキリ企画で騙されるならともかく、本当に騙されると苦いものしか残りません。」としている。まさに「海外では知らない人の誘いには乗るな、気をつけろ!!」(本人談)といったところなのだ。

しかし、ここで注目されるのが、長井秀和が少女2人とホテルで過ごしたという事実。美人局というからには、買春行為があったのではないかという疑いが発生しているのだ。このことから、ネットでは「淫行したから保釈金払ったのでは?」とか「買春しなければ被害に遭わなかったんじゃないの」などの意見が飛び交っており、中には「留学はこの件が公になる前の逃亡だったのはないか」という憶測まで呼んでいる。

これに対して、ファクスのコメントでは言及していないのだけど、長井秀和の母親は「少女を誘ったが、ハレンチな行為はしていない。お金を払ったのは、芸能人だから騒ぎになると皆さんに迷惑かける、と心配してのこと」(中日スポーツより)とし、所属事務所のタイタンもトラブルが起きたことは認めているものの、淫行は否定。「留学とは無関係のこと」(サンケイスポーツより)ともしている。ちなみに、「フラッシュ」は渡米時に成田空港で本人を直撃しているのだけど、事件自体に対して「そんな事実はない」とコメントしているのだ。

淫行があったかどうかは別として、そもそもナンパしたりホテルに連れ込んだりしなければ、今回のトラブルが発生しなかったのは疑う余地がない。ファクスでのコメントが言い訳のように感じるのは、こうしたことからなのかも。まあ、いずれにせよ、投獄されるようなことにはならなくてよかったのだ。

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