オリックス退団から2年、世界を渡り歩くマック鈴木投手の近況は。

2007/09/25 03:24 Written by コ○助

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日本のプロ野球を経ずに海を渡った初の日本人メジャーリーガーとして、また、村上雅則投手、野茂英雄投手に続く日本人3人目のメジャーリーガーとして脚光を浴びたマック鈴木投手。マリナーズ、メッツ、ロイヤルズ、ロッキーズ、ブルワーズなどを渡り歩いたマック鈴木投手は、特に2000年に在籍したロイヤルズでは先発ローテーションの一角として8勝を挙げる活躍を見せるなど、将来を嘱望された投手だったなりよね。ただ、その後はケガや環境の変化などに対応しきれず、メジャー通算117試合、16勝31敗、防御率5.72の成績で一旦米国でのプレーに終止符を打ち、2002年のドラフト2巡目でオリックスに入団。メジャー仕込みの投球と経験を日本に伝える……そんな役割を大いに期待されていたなりよ。

ところが、オリックスでは1年目からその期待を裏切ることになるなり。メジャー時代の投球は鳴りを潜め、2003年は29試合、4勝9敗1セーブ、防御率7.06。2004年もピリッとせず、24試合、1勝6敗、防御率8.57。さらに2005年はケガをしたわけではないものの、終始調子が上がらずに1軍登板はゼロ。結局、2005年のオフに戦力外通告を受け、日本の球界を去ることになったなりね。2000年にロイヤルズで8勝を挙げたピッチングを知る人は「この程度の投手だったかな」と首を捻ったものなりが、解雇後に日本でのプレーを振り返ったマック鈴木投手は、自身が結果を残せなかった理由として「拘束時間の長さ」「チームの集団行動」「日本の野球とメジャーのベースボールの違い」を挙げていたなり。

あれから2年。当時30歳だったマック鈴木投手がそのまま現役を引退したと思っている人も少なくないなりが、実は今でも世界を渡り歩きながら現役を続けているなりよ。まず、オリックス解雇後は再び太平洋を渡り、ドミニカ共和国のウインターリーグでプレー。そこでスカウトの目に止まり、アスレチックスの入団テストを経てマイナー契約を結び、キャンプ参加→オープン戦登板となったなりが、結果を残すことができずに開幕直後に退団。その後はティファナ(メキシカンリーグ)、カブス(メジャーリーグ、マイナー契約)、タバスコ(メキシカンリーグ)と慌ただしくチームを変え、今年8月のメキシカンリーグ終了後は、再び太平洋を渡って今度は台湾リーグのLa New熊隊でプレーしているなりよ。

公式ページの情報によると、8月25日に台湾に到着したマック鈴木投手は、8月29日の兄弟戦で初登板。いきなり敗戦投手デビューとなったなりが、その後は主にストッパーとして起用され、現在までに6試合に登板、2勝1敗3セーブ、防御率3.55の成績を残しているなりね。助っ人選手の入れ替えが激しい台湾リーグなので、来季もそのままLa New熊隊でプレーするかどうかは微妙なところなりが、流浪を続けながらも現役にこだわるマック鈴木投手の今後にぜひ注目くださいませ。

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