動力は電気ドリル、米国で最高時速24キロのカスタム自転車が登場。

2007/09/20 23:16 Written by コジマ

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組み立て式の家具や電化製品のちょっとした修理をする際、あると便利なのが電気工具。ぼくも一時使っていた電気ドライバーはすごく重宝したし、日曜大工を楽しむ人にとっては必須アイテムとなっている。その中でも代表格なのが、電気ドリル。日本だと持っている人はそれほど多くないけど、家具の修理なんて自分でするのが当たり前というDIY(Do It Yourself)精神が浸透している米国では、1家に1台というほど広く普及しているそうなのだ。

そんな米国ならどこにでもある電気ドリルを動力に使って、さまざまな製品を開発しているのが米国のDPX Systemsという会社。ウィンチやポンプな、車いす、ツールボックスなどさまざまなものを発売しているのだけど、日本でも1〜2万円ほどで買える電気ドリルが動力となっているだけあって、話題となっているようなのだ。

その中でも目を引くのが、「Drill Powered Mini Bike」と名付けられた自転車。小径ホイールのミニサイクルの後部に18ボルトのドリルを取り付けられたもので、ハンドル部にあるレバーを引くと後輪が回転。自動的に走り出してくれる。

電動バイクといえば、先日販売中止となってしまったヤマハの「EC-02」などを想像するけど、こちらはもっと手軽なもの。それでも、最高時速は「EC-02」の30キロに迫る約24キロというから、なかなか侮れないのだ。ただ、日本では公道で走れないけど。バッテリーは2種類あるそうで、それにによって走行距離は2マイル(約3.2キロ)と6マイル(約9.6キロ)となっている。

電気を使っているため排気ガスが発生しないので、屋内イベントなどでの走行に最適かも。公式サイトにも、展示会で使っている姿が動画で配信されているのだ。うーん、ちょっと楽しそう。

ただ残念なのが、チェーンやペダルが付いていないためドリルのバッテリーが切れると走らせることができない点。併用できるようにしてくれれば、さらに便利になりそうなのだ。公式サイトによると最低注文数は110台で、ちょっと敷居が高い感じ。また、価格も「$0.00」となっているのだ。一般向けには販売しないのかな。もし市販されたら、訪れる家のドリルを借りていって北米大陸を横断する人が出てくるかも。

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