「ひとりしか欲しくなかった」双子出産の母親が医師を相手に告訴。

2007/09/19 16:32 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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なんでも米国では、体外受精などの不妊治療実施例がもっとも高いそうで、さらにその成功率も世界で一番なんだそうです。そしてその結果、同国では双子以上の多胎出産も増え続けているそうで、90年代にはたった2年の間にその確率が40%も上昇したこともあるとか。

体外受精で双子以上の出産が増えるのは、一度の治療での妊娠率を上げるために、複数の受精卵を使用するから。待望の赤ちゃんが出来て、しかもそれが2人や3人だったとなれば、ある意味喜びもそれだけ倍増なのかもしれません。でも、ウォール真木が個人的に知っている、それぞれ3つ子を持つお母さんたち曰く、

「毎日どうやって、この子たち相手に子育てをこなしているのか、全然自分でも判らないわよ。そんなこと考える暇、一瞬だってないんだから!!」

だそうです(笑)。まあ、はたから見てると凄く楽しそうなんだけど、やっぱり大変なこともあろう。

ところで先日、オーストラリアでとある女性が、不妊治療のクリニックを相手に裁判を起こしたそうです。その訴えというのが

「私とパートナーは、1人しか子供が欲しくなかったのに、クリニックは体外受精で2個の受精卵を移植した。その結果双子を出産したけど、2人目の子供の養育その他にかかる出費は、クリニックが持つべき!」

という内容(汗)。世の中いろいろと奇妙な裁判があるけど、これはさすがに初めて聞いたケースです。母親側は、子供が21歳になるまでの養育費として329,000ドル(日本円にして約3,800万円)、および出産までにかかった医療費や、治療のために必要だった無給休暇の分の報酬などを合わせた12,000ドル(日本円にして130万円)を要求しているそうです。ちなみに養育費は、私立校へ入学をした場合の学費も含まれているとか。

なんだかなぁ……(汗)。

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