「ファミリートレーナー」がWiiで復活、マットとWiiリモコンで全身運動。

2007/09/18 23:56 Written by コジマ

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1980年代、「ファミリーコンピュータ」爆発的普及によって、運動不足や家族で遊ぶことが少なくなった。そこに登場したのが、バンダイの「ファミリートレーナー」。家族で遊べて運動もできるというスグレモノなのだ。当時小学生だったぼくは当然のことながらキラキラした目でCMを見て、親には何度も買ってとせがんだ。集合住宅に住んでいたため、騒音が発生するこのゲームを手に入れることはかなわなかったのだけど、一軒家に住む友達の家で「アスレチックワールド」や「突撃!風雲たけし城」を楽しんだ記憶があるのだ。

「ファミトレ」のソフトは89年に発売された「来来!キョンシーズ」を最後に途絶えてしまったようだけど、90年代後半にはゲームセンターで大人気になったゲーム「ダンスダンスレボリューション」がプレイステーションやNINTENDO64などの家庭用ゲーム機に移植され、「ファミトレ」の再来といわれた。でも、最近ではこちらのほうが有名になってしまったので、「ダンスダンスレボリューション」を見ても「ファミトレ」を連想しなくなってしまったのだ。

こうした中、「ファミトレ」が22年ぶりにWii専用ソフトとしてバンダイナムコゲームスから発売されることとなったのだ。タイトルは「ファミリートレーナー アスレチックワールド」。86年に発売されたものと同じタイトルなのも、ちょっと好感が持てる。専用マットを使うのも一緒なのだけど、Wiiリモコンを使えるというのが新しい。足だけでなく、Wiiリモコンを降る動作が加わるため、以前の「ファミトレ」以上に全身を使って楽しむことができるのだ。

ゲームの内容は、Wiiリモコンをオールに見立てて激流を漕ぎ、専用マットの上でジャンプしたり足踏みすることで障害物を避けてゆく「激流下り」や、1人がマットでトロッコを操作しながら、もう1人がWiiリモコンで射撃して障害物を破壊するという「トロッコアドベンチャー」などがあるのだそう。2人で協力してプレーできるという点も魅力なのだ。

2008年の発売を予定しており、価格は未定。ただ、「ダンスダンスレボリューション」のように防音マットが発売されないと、集合住宅暮らしにとってまたもや敷居の高いゲームとなりそう。「風雲!たけし城」の続編が出ないかなあ。ちなみに、バンダイでは「脳と体を鍛える体感頭脳ファミリーマットレ」という、テレビに直接つなぐタイプのマットゲームも発売しているのだ。

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