かわいい猫と生活体験、セガがDS向け育成SLG「夢ねこDS」発売へ。

2007/09/11 20:32 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


「脳トレ」シリーズと並び、ニンテンドーDSを大ヒットさせる起爆剤となったソフトと言えば任天堂の「ニンテンドッグス」。この2つのソフトが、それまでゲームに触れてこなかった女性層や高齢者層を取り込み、ゲームユーザーの裾野を広げたのは、記憶に新しいところなりよ。コ○助もブームに乗る形で思わず「ニンテンドッグス」に飛びついてしまったクチなりが、かわいらしい犬たちは感情移入もしやすく、バーチャルなペットと言えども、じわじわと愛着が沸いてきたものなり。諸般の事情で実際の犬を飼うことができないから……との理由で「ニンテンドッグス」にハマっていく人たちも少なくなかったなりよね。

でも、当時の「ニンテンドッグス」ブームを横目に見ながら、憤慨(?)する猫派の皆さんは結構いたなりよ。任天堂はなぜ猫版を作らないのか、と。いろいろと調べていくと、2005年8月24日付けでニュースサイト「iNSIDE」に掲載された記事「猫バージョンの『Nintendogs』は?―任天堂・紺野氏」に、その答えがあったなり。(※紺野氏は「ニンテンドッグス」のプロデューサー、紺野秀樹氏のこと)

「(ゲームの対象となる動物の)候補を検討していった結果、最終的には犬と猫の2つに絞られました。犬と猫は世界中で愛されている小動物です。なぜ猫でなく犬になったかと言うと、私達がやりたかったことの1つにプレイヤーが自分の声を使って芸を教えられるようする、という事があったからです」
「猫はその点不利でした。また、飼っていて楽しいイベント、例えばアジリティ大会や散歩ができた方がいいと考えました。そういう要素をどうやって実現していくかと考えたときに、猫より犬の方が望ましいのではという結論になりました」
「本当のことを言えば、今回のプロジェクトの最初に私たちは猫を使ったものを開発していました。なので既に猫のモデルや音声はあるんです」(いずれもiNSIDEより)

任天堂は犬と猫とを比較するために、「ニンテンドッグス」の開発過程ですでに猫版も開発していたそう。ただ、ゲーム性、エンターテインメント性を検討してどちらかを出す、となった結果、犬版を出すことになったということのようなり。このインタビューの中では、将来的な猫版の発売については否定はしていないものの、あれから2年の歳月が流れた今となっては、このままお蔵入りする可能性が高くなっていると言えそうなりよ。

とはいえ、全く「ニンテンドッグス」と同じではなくても、ニンテンドーDSで猫を飼う、というゲームをしたいユーザーは多いはず。その声に応えるように、ユービーアイソフトが今年2月、「キャッツ」という猫育成SLGを発売していたなりよ。ただ、「猫のグラフィックが微妙」「ゲーム性が弱い」「任天堂などの大手メーカーではない」といった厳しい評価を受けてしまい、あまり話題になることなく、ヒットはしなかったなりね。

そのため、猫派が納得できる猫育成SLGはニンテンドーDSではまだ出ていないのが現状なりが、ひょっとすると今度は満足できるかもしれない、ヒットするかもしれないソフトが、セガから発売されることが決まったなりよ。その名も「夢ねこDS」。アメリカンショートヘアーや三毛猫、アビシニアン、シャム、ロシアンブルー、スコティッシュフォールド、そして雑種まで、さまざまな種類の猫と一緒に「暮らす」ことができるなりね。グラフィックも実にかわいらしく、これなら猫派も納得できるレベルなのではないかと。

ちなみに「夢ねこDS」には「本体のマイクで録り込んだ音声から感情を認識する機能も搭載。猫がオーナーの感情を察してくれる」(ファミ通より)という、非常に楽しみな機能が搭載されているなりよ。発売日はまだ「未定」なりが、続報が楽しみな一本なりね。


TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.