阪神藤本敦士内野手がグラブをだまし取られる、熱狂的ファン逮捕。

2007/09/11 18:52 Written by コジマ

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9月8日の巨人戦で勝利し、最大12ゲーム差から首位を奪取した阪神。翌日の接戦も制して25年ぶりとなる10連勝を記録し、「今年はプレーオフ狙いかな」なんてあきらめていた阪神ファンを大いに勇気づけてくれている。この快進撃はやや低迷中の関西経済も刺激しているようで、株式市場では阪神関連銘柄をピックアップする動きが出ているのだとか。

今季は林威助(リン・ウェイツゥ)外野手が大躍進し、その林外野手がケガで離脱すると、桜井広大外野手が大活躍。葛城育郎外野手や高橋光信内野手も貢献している。投手ではジェフ・ウィリアムス投手、藤川球児投手、久保田智之投手の「JFK」が絶好調で、藤川投手は8月9日の巨人戦でセリーグのタイ記録となる10連投を記録し、久保田投手も歴代2位タイとなる78試合に登板。防御率もウィリアムス投手が0.15、藤川投手が0.87、久保田投手が1.83と抜群に安定しているのだ。登板過多が気になるけど……。

その好調・阪神の中で、関本健太郎内野手とのレギュラー争いに敗れ、出場機会が減ってしまった藤本敦士内野手。関本内野手も112試合で打率2割5分、本塁打5本と絶好調というわけではないのだけれど、長打力のある関本内野手が8番に座っているというのは大きく、藤本内野手はこれまで87試合しか出場できていない。それでも7月3日のヤクルト戦ではサヨナラタイムリーを放つなどの活躍をしており、7月11日の巨人戦では通算500本安打を達成している。女性ファンから抜群の人気を誇る選手なだけに、一刻も早く復調して先発出場することを願っている人も多いと思うのだ。

その藤本内野手が、愛用のグローブをだまし取られていたことが分かったのだ。だまし取ったのは兵庫県西宮市の男性会社員で、昨年11月に当時藤本内野手が住んでいた同県芦屋市内のマンションにスポーツメーカーの社員を装って訪れ、藤本内野手の奥さんに「修理を頼まれた。預からせてほしい」と言ってグローブを受け取ったのだとか。

この会社員は印刷会社に勤めていたためニセの名刺を用意しており、熱烈な阪神ファンであることから球団事情にも詳しかったために、藤本内野手の奥さんは疑わなかったとのこと。グローブの価値は5万円相当なのだとか。

しかし、警察はニセ名刺に付いていた指紋から容疑者を特定し、この会社員はあえなく御用となった。だまし取った藤本内野手のグローブは陳列ケースに入れて大事に飾っていたそうで、そのほかにもサインボールや甲子園球場内の掲示板など阪神関連グッズで埋め尽くされていたようなのだ。

スポーツ選手の持ち物は、ファンにとっては喉から手が出るほど欲しいもの。ネットオークションでたまに出品されるグッズを見ると、その人気ぶりがよく分かるのだ。しかし、だまし取るのは言語道断。昨オフに詐取したということは、藤本内野手の打撃不振の原因となったのではないかと疑ってしまう。同じ阪神ファンとして、すごく残念な事件だったのだ。

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