昨年12月15日の日本上陸から8か月。「米国で絶賛されているドーナツ」という前評判の高さと、「ミスタードーナツ」や「ドーナッツプラント」くらいしかドーナツチェーンがない、日本のドーナツ界隈に吹いた新風としての期待感から、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」はスイーツ好きの若い女性を中心にオープン当初から爆発的な人気を呼んでいるなりよね。東京・新宿のサザンテラスの1号店には連日人が押し寄せ、いまだにピークの時間帯には数時間待ちを覚悟する必要があるほど、その人気は過熱気味なりよ。

全米では300店舗以上、米国以外の地域には英国やカナダ、オーストラリア、韓国など、400店舗以上を構える「クリスピー・クリーム・ドーナツ」なりが、日本での事業展開は企業再生支援などを手がけるリヴァンプとロッテが担当（※この組み合わせは「バーガーキング」の展開も手がけているなり）。当初計画では日本進出から5年内に30〜50店舗を展開するとされていたなりが、いよいよ2号店の概要が明らかになったなりよ。今年10月、東京・有楽町にオープンすることが発表されたなりね。

2号店がオープンするのはJR有楽町駅前の大規模再開発事業として工事が進められている複合商業施設の「有楽町イトシア」内。「有楽町イトシア」は有楽町＆銀座地域に初出店となる「有楽町マルイ」を核テナントに、映画館「シネカノン有楽町2丁目」が入居するなど、このエリアにおける人の流れを変える力を持つ注目の施設なりよ。「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の2号店は「有楽町イトシア」の地下に設けられる「フードアベニュー」27店舗のひとつとして入居することになるなり。

店舗面積は153平方メートルとそれほど広くはなく、店内に設けられる座席数はわずかに6席を予定（フジサンケイビジネスアイより）。290平方メートルで60席の新宿サザンテラス店に比べるとコンパクトな店舗で、基本的にはテイクアウト中心になりそうなりね。

オープンは「有楽町イトシア」の開業と同日の10月12日を予定。当面は混雑すると見られるなりが、2号店のオープンで客が分散されるようになれば、新宿サザンテラス店の混雑も少しは緩和するかもしれないなりね。ただ、東京駅からそう遠くはない立地ゆえ、東京以外からも「クリスピー・クリーム・ドーナツ」を買い求めやすくなるので、ブームに拍車がかかる予感もするなり。早く3号店、4号店もオープンを……。