人気マンガ「HUNTER×HUNTER」が連載再開、単行本も発売決定。

2007/08/30 23:42 Written by コジマ

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「幽☆遊☆白書」や「レベルE」に続いて冨樫義博が手がけ、1998年から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった人気マンガ「HUNTER×HUNTER」。財宝や怪物、遺跡などさまざまなものを追う「ハンター」を目指す主人公ゴンが、その資格を得るために過酷な「ハンター試験」を受験する、といった物語なのだけど、完成度の高いストーリーや登場人物の複雑な心理描写などが絶賛され、「ONE PIECE」(尾田栄一郎作)とともに低迷期の同誌を盛り立てた作品なのだ。アニメや小説、ゲームにもなり、ミュージカルとしても3作が上演。昨年10月には、文化庁が発表した「メディア芸術100選」のマンガ部門に選ばれている。

しかし、年に10回以上を記録するなど休載が多く、下描きの段階や殴り描き状態で掲載されることもしばしば。この傾向は「幽☆遊☆白書」の頃から見られていたのだけど、「週刊少年ジャンプ」を買うと「HUNTER×HUNTER」が休載されていないかをチェックするため、真っ先に目次に目を通す人も多かったのだとか。休載の理由は「急病」から「作者の都合」に変わっていき、昨年2月からついに長期休載となってしまった。これにより、アニメも打ち切りとなったのだ。

なぜ休載となってしまったかはさまざまな憶測を呼んでいるのだけど、作者本人がゲームで遊んでいたり旅行したりなどを告白しており、同人誌の即売会に参加している姿も目撃されていたため、批判の対象となっていた。長期休載となってからは、死亡説まで出ていたのだ。マンガは休載→連載終了となるケースが多く、このまま終了するという悲観的な見方をする人も少なくなかったのだけど、連載再開を望む声もひっきりなしだった。

こうした中、1年8カ月の沈黙を破って連載が再開されることが「週刊少年ジャンプ」の誌上で発表された。10月6日発売の同誌45号からで、単行本の最新巻(24巻)も10月4日に発売されることが決定したのだ。

このニュースを受けてネット上では喜びの声が上がっており、どれだけ多くの人が連載再開を待ちわびていたかが分かるのだ。中には「掲載をこの目で見ないと信じられない」という人もいるのだけど。

また、日本テレビで放送された「24時間テレビ」の応援メッセージページで、「冨樫」と名乗る男性が「ゲームばかりして仕事もせずだらだらすごしてる毎日でしたが24時間テレビを見て私もまた頑張ってみようと思いました。10月から再開するつもりです。」と書き込んでいることが話題となっている。この「冨樫」さんの年齢は「40〜49歳」となっており、冨樫義博と年齢(41歳)が一致するのだ。

ぼくも待ち焦がれていた1人なので、連載再開はうれしいニュース。再開後すぐさま休載とならないことを祈りつつ、物語の続きをわくわくしながら待ちたいのだ。話をところどころ忘れてしまったので、単行本を読み直さないとなあ。

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