日本初の「YouTube撮影モード」搭載、新「EXILIM」4機種を発表。

2007/08/29 11:05 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


古参のフィルムメーカーから玩具メーカーまで、幅広い業種の企業が参入しているデジタルカメラ。技術革新も一段落してスペックでは横並びの中で、ほかのメーカーの製品との違いを消費者にアピールするために各社とも四苦八苦しているように見えるなりよね。そうした製品の中には、時に「本当に必要なの……?」と思ってしまうような機能を搭載したものもチラホラとあったり(笑)。

8月28日、カシオ計算機は「EXILIM」シリーズの今年の秋冬モデルとして「EXILIM Hi-ZOOM EX-V8」(光学7倍、810万画素)、「EXILIM CARD EX-S880」(810万画素)、「EXILIM ZOOM EX-Z1080」(1010万画素)、「EXLIM ZOOM EX-Z77」(720万画素)の4機種を発表したなりが、この4機種に搭載された新機能は、何やら便利そうなものなりよ。その名も「YouTube撮影モード」。カシオ計算機が「EXILIM」シリーズの動画撮影機能強化を強力にアピールする機能と言えるなりね。

名前からある程度の機能は想像できるなりが、「YouTube撮影モード」は動画共有サービス「YouTube」にアップロードする動画を最適な設定で撮影することができる機能のこと。デジカメと特定のネットサービスがコラボするのは異例の試みなりが、8月2日に行われた「YouTube 日本語版」事業説明会において、スカイパーフェクTV、吉本興行、ミクシィなどと並び、カシオ計算機もパートナー企業に名を連ねていたなりね。また、7月には米国で「YouTube撮影モード」を搭載した製品がすでに発表されていたなりが、今回、ようやく日本向けの製品が登場したなりよ。

ちなみに、年内はカシオ計算機の独占契約のため、今年の各社の秋冬モデルで「YouTube」の名を冠した機能を搭載するのは同社製品のみとなるなり。ただし、カシオ計算機も「YouTube」とべったり、といった感じではなく、ほかの動画共有サービスへの対応については「来年以降は業界がどうなっているかわからないが、動向を見ながら対応を考えていきたい」(インプレスより)と、「YouTube 日本語版」事業説明会の場で方向性を明らかにしていたなりよ。

肝心の「YouTube」との連携の中身なりが、「YouTube撮影モード」のほかに、今回発表された4機種には最短2ステップで撮影動画を「YouTube」にアップロードできる専用ソフトが同梱。初心者でも簡単に「YouTube」用の動画を撮影し、アップロードまでできる仕組みを提供するなりね。

動画共有サービスは右肩上がりで成長を続けているので、デジカメとの連携を考えるサービスは今後も増えていくはず。「EXILIM」シリーズはもちろん、ほかのメーカーの動きにも注目しておきたいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.