Windows XP搭載パソコンの生産は来年1月31日まで、Vista移行加速へ。

2007/08/23 05:26 Written by コ○助

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Windows XPの後継OSとして開発されたWindows Vistaの発売から、早や7か月。発売前から「Windows XPから乗り換えるほどの魅力を感じない」とのユーザーからの声が多く、実際、Windows Vistaの立ち上げは鈍い動きになっているなりよね。こうしたユーザーの反応は世界的なもので、オランダの調査会社であるOneStat.comが調べた今年7月時点のWindows Vistaのシェアは3.23%、Windows XPのシェアは87%という数字が如実に現実を表しているなりよ。Windows VistaはWindows 2000のシェア(3.99%)にも届いていないほどの苦戦ぶりなり。

とはいえ、マイクロソフトはWindows Vistaへの速やかな移行を望んでいるのは当然のこと。ユーザーはもちろん、パソコンメーカーやソフトメーカーなど、さまざまなリソースをWindows Vistaに集中してもらうことで、Windows Vistaの使い勝手を向上させ、その地位を確固たるモノにしたいとの思惑があるわけなりが、その施策のひとつとして、Windows XPの正規OEMライセンス提供(パソコンメーカーに対するWindows XPの提供)の打ち切り時期が明確に設定されたなりよ。

マイクロソフトが設定した時期はWindows Vista発売からちょうど1年後にあたる、2008年1月31日。これにより、パソコンメーカーはWindows XPを搭載したパソコンの生産ができなくなるため、同日までに生産を打ち切らざるを得なくなるなりね。以降、ユーザーがWindows XP搭載パソコンを手に入れたい場合には、流通在庫か中古パソコンを購入する、もしくはPCパーツ店向けに2009年1月31日まで提供されるDSP版を利用するしか方法がなくなるなりよ。

ちなみに、DSP版はマザーボードやCPUなどのPCパーツにバンドルされる形態で、一般的に最も安価なフロッピーディスクドライブとの組み合わせで販売されている場合、その価格は2万円前後。パソコン初心者は手を出しにくい形態のため、ごくごく普通のユーザーが新しいパソコンを購入したいときには、事実上Windows Vista搭載パソコンしか選択の余地がないということになるなり。

コ○助は今年5月にパソコンを新調したばかりなりが、残念ながらWindows Vista搭載パソコンを購入する意思はまったくなく、迷うことなくWindows XP搭載パソコンを購入したなりよ。仕事で使うツールゆえ、パッケージソフト、フリーソフトともにあまり環境が整っていないWindows Vistaには躊躇せざるを得なかったなりね。当然、登場から7年のうちにかなり安定感を増したWindows XPから離れる積極的な理由が見あたらなかったことも大きいなり。

皆さんはそろそろWindows Vistaへの移行を検討しているなりか? コ○助はまだまだWindows XP現役で活用したい派なので、来年の1月31日までに、もう一台くらいWindows XP搭載パソコンを購入しておくべきか検討しなくては。

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