世界最大のプロレス団体WWEのエッセンスを巧みに取り入れながら、エンターテインメント性を全面に押し出した「ファイティング・オペラ」なるコンセプトを掲げ、日本のプロレスに新風を吹き込んでいる「ハッスル」。その独特なスタイルは旧来のプロレスファンから常に賛否両論を呼びながらも、派手な仕掛けやお笑い芸人の参戦など、「非プロレスファン」にとっては分かりやすい訴求ポイントによって着実にファンを増やしているなりよ。「非プロレスファン」だったコ○助も一度生で「ハッスル」を観戦して以来、スポーツ紙の「ハッスル」欄は欠かさずに読むようになったほど。そうそう、今度はケロロ軍曹が参戦するなりよね……。

この「ハッスル」、スポーツ紙では大きく誌面を割いて報道されているのに、地上波のテレビではほとんど話題を見かけることがない……そう感じている人もいると思うなり。以前は地域によっては深夜番組「ハッスル×ハッスル」が放送されていたこともあったので、今よりもグッと身近に「ハッスル」を目にする機会があったなりが、昨年6月の「フジテレビとの契約解除」の一件以降は、すっかり地上波で「ハッスル」が登場しなくなってしまったなりね。「ハッスル」の情報を見たい、知りたいというファンは、スカパー!や公式の有料会員サイト「ハッスル・マニア」に加入するしか方法がなくなってしまったなりよ。

「ハッスル」にとってフジテレビとの契約解除による影響は大きく、運営面で苦境が伝えられることもしばしば。新規のファン獲得という意味でも、地上波での放送がなくなってしまったのは大きな痛手だったなりね。この一件から現在に至るまでの間に、地上波で放送されたのは昨年10月にサンテレビ（関西ローカル）で放送された特番「ハッスル上陸大作戦」のみで、それだけに地上波での復活を望むファンの声は多かったなりが、あれから1年強、遂に「地上波復帰」の日が正式に発表されたなりよ。

放送をするのはテレビ東京。関東ローカルの番組ながら、まずは9月8日に特別番組「ハッスル・エイド2007」（16：00〜17：15）を、次に10月6日からはレギュラー番組（毎週土曜 26：50〜27：20）が放送されることになったなりね。特番に関しては「3か月に2回」か「2か月に1回」程度を予定、来年の早い時期にはテレビ東京の系列局を巻き込んで、全国放送を目指すというなり。

コ○助がそうだったように、日頃プロレスにあまり興味がない人こそ、「ハッスル」にはハマる可能性があるなりよ。地上波放送によって、何気なく目にする機会が増えれば、「ハッスル」のファンは確実に増えていくことになりそうなりね。