あの「アバクロ」がついに日本上陸、2009年銀座に旗艦店開店。

2007/08/09 17:05 Written by コジマ

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ブラッド・ピットやマライア・キャリー、サッカーのデビッド・ベッカム選手らが愛用していることで、若者を中心に人気となっている米ファッションブランド「アバクロンビー・アンド・フィッチ」。日本でも「アバクロ」の愛称で親しまれており、木村拓哉やダウンタウンの浜田雅功、浜崎あゆみらが着用したことで話題となったのだ。最近では、早稲田大学の斎藤祐樹投手も愛用していることが報じられている。

今年6月末現在で米国では355店舗、カナダでも3店舗を展開している「アバクロ」だけど、海外進出には消極的だった。北米以外では今年3月に進出した英国(ロンドン)の1店舗のみで、日本には直営店だけでなく正規代理店もない状態なのだ。そのため、日本人は米国などの店舗や公式サイトなどでの通信販売、輸入品店などで購入するしかなかったのだけど、これが希少価値を高め、輸入品店やネットオークションなどでは定価の数倍となる値段で売られている。偽物も多く出回っているのだ。

このことから、日本の「アバクロ」愛用者は上陸を待ちわびており、2005年に日本法人が設立され東京・銀座に大型広告が登場したときには「やっと日本進出か」と話題になった。しかしこのときは、カナダと英国への進出を優先するとして無期限の延期となってしまったのだ。それから2年、ようやく日本上陸の詳細が決定した。

日本およびアジア第1号店は09年中に銀座の中心地へ開店するもようで、ここを旗艦店とするのだそう。売り上げの向上が望めてもブランドイメージの低下を招く恐れのある渋谷や原宿を避けたようなのだ。高級ブランド街として定着している銀座だけど、ここ数年は特に直営店のオープンが相次いでおり、再開発も進んでいる。日本未上陸ブランドの出店が予定されている建設中の商業ビルもあるのだ。

もともと文豪アーネスト・ヘミングウェーにも愛された高級アウトドア用品を提供してきた「アバクロ」、銀座でブランド価値を向上させることができるかにも注目なのだ。最近はイタリアやフランスへ出店を検討するなど海外進出に積極的な姿勢を示しているので、旗艦店が成功すれば銀座以外への店舗展開や「ホリスター」「ルール・ナンバー925」など姉妹ブランドの出店もあるかも。

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