巨人が「161キロの最速男」横浜守護神のクルーン投手獲得に参戦か。

2007/08/02 04:31 Written by コ○助

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今シーズンは春先から好調を維持し、5月末に交流戦が終わった時点でもセ・リーグの首位をキープしていた巨人。でも、7月に8勝14敗と大きく負け越したことが響き、現在は2位の中日と一進一退の攻防中なりよ。振り返れば中日とは1ゲーム差、3位の横浜とは3.5ゲーム差、そして4位の阪神までも4.5ゲーム差(いずれも8月1日現在)と逆転圏内に食い込んできており、首位に立っていると言えども、決して安穏としてはいられない状況になってきているなりね。

これまで巨人が好調だった要因はいくつかあるなりが、ひとつはエースの上原浩治投手を抑えの役割に配置転換したことが功を奏していること。開幕前は2005年オフにFAで西武から移籍してきた「2億円ストッパー」の豊田清投手を抑えとして起用する方針だったものの、大事な局面で打たれるシーンが相次いだため、急遽、臨時のストッパーとして指名されたのが上原投手だったなりよ。当初、先発にこだわりを持つ上原投手は抑えに戸惑いと不満を抱いていたと伝えられているなりが、実際のプレーとなれば話は別。8月1日時点で、27試合に登板し、0勝1敗、15セーブ、防御率1.91と、堂々のストッパーぶりを見せているなり。

でも、上原投手の抑えでの起用は、あくまでも豊田投手がコケたことに伴う暫定措置。巨人としては上原投手はやはり先発で起用したい意向があるため、来シーズンは、豊田投手との契約を更新してストッパーを任せるか、ほかの投手を配置転換するか、外部から新しい選手を獲得するかの3つの選択肢から絞り込まなければならないなりよ。

消去法でいくと、巨人に移籍してから2年間とも結果を残せずに、「抑え失格」の烙印を押された上に、高齢&年俸が割高な豊田投手という線は真っ先に消えそう。巨人内部にいる投手の配置転換については、現時点では適任者が見あたらないため、これも難しそう。そうなると、手っ取り早く他球団で実績のあるストッパーを獲得する選択肢が残るわけなりが、そうした中、巨人が狙いを定めたのはどうも横浜の守護神のクルーン投手だという情報がチラホラと出てきているなりよ。

夕刊フジによると、横浜の球団関係者の間では巨人が水面下でクルーン投手獲得に向けて動き始めているとの情報が駆けめぐっているそう。もともとクルーン投手はメジャー志向だとも言われていたなりが、最近は日本が気に入って考え方が変わってきたという話があり、さらなる大金を日本で稼ぎたい意向のようなりよ。クルーン投手は2005年オフに2年総額4億円の契約を結んでいるなりが、大幅アップを狙うとなると、横浜の財布では少し苦しいところ。そうなると契約が切れる今オフ、いくらでも年俸が出せる巨人が横やりを入れる……というシナリオは、決して不思議なものではないなりね。

日本のプロ野球史上最速の161キロを投げ、今シーズンも25試合に登板し、2勝0敗、18セーブ、防御率0.74の抜群の成績(8月1日現在)を残している球界屈指のストッパーは、来年はどこの球団でプレーすることになるのか。少し気が早い話ではあるなりが、今オフ、その動向から目が離せない選手の一人なのは間違いないなり。

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