仮病疑惑の朝青龍が理事長に謝罪、入院で夏巡業は休場に。

2007/07/30 23:58 Written by コジマ

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大相撲名古屋場所で、3場所ぶり通算21度目の優勝を遂げた横綱の朝青龍。白鵬が横綱となって初めての場所で、場所後大関となった琴光喜の奮闘など見所が多かったのだけど、千秋楽の白鵬戦では格の違いを見せつけるような相撲を取り、強い朝青龍の健在ぶりを知らしめたのだ。

朝青龍はこの場所で腰を疲労骨折したとして、8月3日から始まる夏巡業への休場を届け出ていたのだけど、心配するファンをあ然とさせるような映像がフジテレビ系のニュースで報じられた。故郷モンゴルに戻って、当地を訪れていた元サッカー日本代表の中田英寿が開催したチャリティーサッカーに参加していたのだ。それはもう、腰を疲労骨折しているとは思えないほどの機敏な動きを見せていたのだけど、中田はこんな形で映像が日本に紹介されるとは思ってもみなかったのではないだろうか。

日本相撲協会はこの行動を問題視し、夏巡業を全休させることを決定した。なんだか休みたい朝青龍の思うつぼのようだけど、これに腹を立てた各開催地の勧進元やチケット購入者から抗議が殺到するという事態になってしまったのだ。このことから、7月30日にモンゴルから帰国した朝青龍はすぐさま同協会を訪れ、師匠の高砂親方とともに北の湖理事長に謝罪したのだ。31日からは入院する予定で、夏巡業はやはり休場するとのこと。

朝青龍は「反省しています。日本で治療して、来場所頑張ります」(毎日新聞より)とコメントしているのだけど、あれほど元気な姿を見せられれば、たとえ痛みをこらえてサッカーをしていたとしてもファンの気持ちはおさまらないのだ。1日には緊急理事会が招集され処分が決定するようだけど、三役に役者がそろってきたいま、そろそろ特別扱いをやめて厳しい対応を示してもらいたいのだ。

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