ほんの数日前から、日本でも公開され始めたディズニー/ピクサーの最新作「レミーのおいしいレストラン」。ネズミなのに料理に関しては抜群の才能がある主人公レミーと、彼が五つ星レストラン「グストー」で出会った新米シェフが二人三脚で一流の料理を作り上げようとするストーリーです。米国では7月上旬に公開されましたが、公開直前の週末では興行収入1位、そして公開後5週目に入る現時点でも、7位と好調な結果を出しています。

ところでディズニーでは同作品にちなんだ限定商品として、特別ラベルのワインを販売しようとしたのですが、残念ながら一部から批判を受けてしまい幻の品となってしまったそう。

同商品はブルゴーニュ産の白ワイン（ヴィンテージは2004年）で、商品名は「Ratatouille Chardonnay」（ラタトューユ･シャルドネ）になる予定でした。ちなみに「Ratatouille」は同作品の原題です。で、そのラベルにレミーを印刷して、500ケースを売り出す予定だったのです。しかし国内のワイン業者などから

「子供に人気のキャラクターを使用するのは、未成年のにアルコールを勧めているようなものだ」

として反対の声が。米国は未成年の飲酒には本当に厳しいですからねぇ……。結果として、ディズニーは今回の企画をキャンセルすることにしたのだとか。

それにしても、商品自体はもう準備されていたのでしょうか？ もしそうだとしたら、その内「幻の銘柄」としてネット･オークションとかに登場したりして（笑）。